雪国植物園【2021年3月13日(土曜日)オープン】しました。
雪割草がそろそろ咲いているかな?例年3月の末にはとてもきれいに咲き
そろっていました。
なので、今日は、曇ってはいましたが、明日は雨だって言うし、「今日行
くしかないね。」って事で出かけてきました。
この時期、「雪割草」が雪国植物園では見ごろになるため、今日は、人の
出がいつもより多く、正面玄関前の駐車場は満車で止めることが出来ず、
「南口」からはいる事となりました。(雪国植物園の玄関を撮影できなか
ったため、外観をお知らせできずすみません)
中に入ると、まだまだ、木々は芽吹いておらず、雪も残っており、ちょっと
寂しい雰囲気です。
でも里山の早春はこんなものかな?
園内の道の脇には、きれいな水が流れており、小さな池もあります。
てくてく歩いていくと、道の脇の水が流れているところには、山野草がそこ
かしこに見受けられ、春の訪れを感じさせてくれます。空気も山のにおいを
運んできてくれて、歩いているだけでも気持ちいが良いです。
つくしさんこんにちは。
水芭蕉も咲き始めています。
水がきれいなのでわさびも生えています。
切った切り株から、ネコヤナギが芽を出しています。
フワフワして、かわいい。
せりも生えています。
ふきのとうがあちこちに生えています。
道端には、可愛い道祖神も置いてありました。
木々に囲まれた広場には、木のベンチが置いてあり、お弁当を食べている
人たちもチラホラ。
こんなところで食べるお弁当は、また格別でしょうね。
次回は、お弁当持ってこようかな?
雪国植物園が出来た経緯について、少し触れておきましょう。
昭和30年代以降、経済が発展し、生活文化価値観も変わって、村人は
街へ都会へと職を求めて出て行き、里山は放置され荒廃していきました。
昭和59年、世にある里山全部は不可能だけれど、身近にある里山の
一つでも市民共有の財産として維持管理し、それを植物園という名前で
保護しようという事で、長岡市が所有し、運営管理は社団法人が行う事
となり「雪国植物園」として誕生しました。植物園の総面積は35ha
とのことです。
この植物園は日本海多雪地帯、つまり雪国の低山である里山の自然植生
を大切にして構成し、外国の植物・園芸植物・海浜の植物は植栽しない
こととなっているそうです。
そして、造園で大切にしていることは、人間がやさしく自然に近づくべ
きで、自然を無理に人間に引き寄せるべきではないということを最重要
視しておこなわれているとのことでした。
自然をそのままにという事は、簡単に見えて難しい事でしょうね。植物園
として維持することは大変なことなんだろうなと思いました。
管理している皆様、ありがとうございます。
枯れてもなお美しく、
新たな芽吹きもまた美しい。
【雪国植物園の4原則】が書いてありました。
1.とって良いのは、写真だけ。
(山菜も植物です。動植物の採集は厳禁です。)
2.残して良いのは、足跡だけ。
(自分のゴミは、必ずお持ち帰りください。)
3.吸って良いのは、空気だけ。
(たばこのポイ捨て、山火事の元。携帯吸殻入れをご利用ください。)
4.歩いて良いのは、道の上だけ。
(道の近くに山野草が植栽されています。踏まれるとダメになるからです。)
ふむふむ、よくわかりました。心して散歩しますね。
これから、山のほうへ入っていきます。
雪割草や山野草については、つぎに続きます。