天気があまり良くない日だったので、屋内で見れる場所を求めて、出雲崎の
「天領の里」に行ってきました。
出雲崎は、元和2年(1616)佐渡からの金銀の陸揚げ港として、越後で初めて
「天領の里」は、そんな時代背景を再現した『天領出雲崎時代館』と『出雲崎石油
記念館』があります。
入場料は大人500円で、入るとすぐに、出雲崎代官所があります。
お代官様がお出迎えしてくれました。
このお代官様が、急にしゃべって、案内をしてくれたのには、びっくりしました。
お話が終わったので、葵の御紋がついた扉から中に入ります。
入るとすぐ、目に入ったのは、「御奉行船(御用船)」です。
金銀の取れる佐渡は周りを海に囲まれた島であったため、佐渡の奉行所は海の
交通手段として「奉行船」を持っていました。
幕府が出雲崎に奉行所を置いた理由は、幕府の財政を支える佐渡の金銀を船で
運び込む港であった事、越後の米を船で集めたり運ぶのに便利な所であったこと、
越後の有力な三大名(高田藩、長岡藩、新発田藩)の力を抑えるのに都合の良い
場所であったからと言われています。
出雲崎からは、北国街道で百里(約400㎞)もあったのですね。
出雲崎の400年位前の時代を再現した建物が並んでいます。
古き良き時代を感じさせてくれました。
次に「石油記念館」に行ってみます。
出雲崎は、日本において石油掘削の機械方式を最初に用い、成功した地です。
陳列室には、古代石油発券機から近代ロータリー式掘削法に至る推移、石油精製品
や行程、石油化学製品の出来るまでの工程、灯具、各種国内油田の地層、原油等が
展示してあります。
しかし、石油は徐々に取れなくなり、1980年に採掘は終了されたとのことです。
この日は、全く人が入っておらず、貸し切り状態で、ゆっくりと見ることは
出来ましたが、ちょっと寂しかったです。
出口に来ると、良寛さんの像がありました。
せっかくなので、良寛さんも見てこようかな?
という事で、天領の里は終了です。