良寛と夕日の丘公園の帰り道、車で道を走っていたら、ふと黄色い色が目に飛び込
んできました。
何だろうときょろきょろしていたら、「つわぶき祭り」というのぼりがありました。
せっかくなので、観てくることにしました。
「つわぶき祭り」といっても、屋台やお祭りの飾りがあるわけではなく、つわぶき
が沢山咲いているので、観てくださいという事のようです。
観光協会の駐車場に車を停めて、先程の黄色い色が見えた場所に戻ってみました。
「つわぶき坂」と書いてあります。
どこから、見ればよいのかなと、ウロウロ・・・。
「白山媛神社」がつわぶき坂の隣にあったので、その階段を上ってみます。
長い階段だなー、大変だなーと思って登っていると、すぐに看板がありました。
「つわぶき坂展望台」と示されている方に進んでみます。
結構、道は狭く、本当に良いのかなと不安になりながら進みます。
開けた場所に出ました。展望台らしからぬ場所でしたが、眼下に寺泊の街並みや
海が見えます。
看板がありました。
やはりここが「つわぶき坂展望台」のようです。
一面のつわぶきを想像していましたが、そんなにびっしりとは咲いていません。
これだけ咲いていれば立派なものですね・・・。
細い道の脇のつわぶきを見ながら、進んでいきます。
鳥居や鐘楼?が見えてきました。
違うお寺の境内に出たようです。ここはどこ?
階段を下りて振り返ると、結構立派なお寺です。
こちらは「照明寺」というお寺でした。参道は一旦、生活道路を横切って続いて
います。結構、長い参道です。
あとで調べてみると、
如意山照明寺は真言宗智山派の寺院で、創建は平安時代後期の永承2年(1047年)
とのこと。高野山竜光院の栄秀和尚が霊夢に観音菩薩の化身が立ち、その御告げで
尊像を背負い全国を巡り、当地を訪れた際に、霊地であると悟り草庵を設けて尊像
を安置したとの謂れがあるお寺とのこと。
越後三十三観音霊場第二十番札所であり、平安時代には源義経が京から平泉に逃避
する際に訪れたり、戦国時代には上杉謙信が先勝祈願に訪れたとも言われています。
良寛和尚のゆかりの寺としても知られ、生涯に3度居住していたとのことです。
何も解らずに、ここはどこ?なんて言って通り過ぎた自分が恥ずかしい限りでした。
またゆっくりと、訪れてみようと思います。
寺泊は、家のあちこちにも、つわぶきが植えられており、つわぶきを大切にして
いることが解りました。
きれいなつわぶきを見れて楽しかったです。
長々とお付き合いいただきまして、ありがとうございます。