二宮家バラ園の散策の続きです。
美しいバラと、色とりどりの花が咲き乱れ、美しい見事な庭になっています。

美しい花々を観ながら、土蔵の方に進みます。




家の壁に、這わすようにバラの花が咲いていて、きれいです。

前に来たときは、庭仕事の道具を入れていたと思われた小屋が、お店になって
いました。雑貨を売っているようです。アメリカから来た従妹が、見たいという
ことで入ってみました。


和テイストの小物が売られています。
従妹は、コースターやタオルなど、お土産に何点も購入していました。
「日本らしい。部屋の飾りにも良い。」と言って買っていましたが、私からする
と、「普通なんだけどねー・・・。」と思わずにはいられませんでしたが、何十年も
海外生活していると、感覚が違ってくるのでしょうかね?
土蔵は、白壁のなまこ壁になっていて、雰囲気があって素敵です。


園内には、5棟の土蔵があります。
この土蔵は、大正の初めに建てられたとのこと。
地域の失業対策のために、土蔵を建てたとのことで、1棟作るのに、3年かかった
とのこと。その間、庭に作業する人達のための寝泊りの小屋も立てていたとのこと
でした。地域貢献もしていたのですね・・・。



バラ園の前を通って、休憩できる建物に来ました。


蓑が飾ってあります。

奥の部屋の壁が、タイルになっていて、ちょっと違和感がありました。
昔は、お風呂場だったのかな?と思うような感じがしました。

従妹は、吊るしたり、壁に掛けられている布を見て、アメリカの家でも、参考に
したいと言って、感激していました。そんなものですかねー・・・。

建物を出ると、主屋が見えてきました。

ここは、現在も、現当主家族が住んでいる建物です。
表札もしっかりと掛かっています。

家の中には、入れないので、玄関から少し写真を・・・。


家の脇には、樹齢150年を超える「大楠木」があり、見事です。

庭園入り口には、「干支灯篭」があります。
全国的にもかなり珍しい灯篭で、干支が彫られていることから、方角を表している
のではないかと言われています。支柱に龍が彫られていて、細かな彫刻で、雲の
切れ間から現れるダイナミックな龍の意匠は、まさに圧巻です。


ここまでで、二宮家バラ園の散策は、終了します。

折角なので、この後、日本庭園の「静勝園」を観に行こうと思います。