たのしみごと

日々のちょっとした出来事を書いてみました

佐渡を巡る旅①:佐渡へ出発・清水寺(せいすいじ)

 2024年7月27日に、「佐渡金山」が、世界文化遺産に登録されました。

 

 世界文化遺産に登録が決まると、佐渡を訪れる人が多くなって、ゆっくりと佐渡

 を堪能出来なくなるのではないかという思いがあり、夫と2人で、佐渡旅行を

 することにしました。(2024.10/16~10/18)

 

 ホテルは、佐渡文化遺産決定前に予約し、ジェットフォイルやレンタカーは、

 予約開始可能となった日に、予約しました。

 長々と旅行することは出来なかったので、2泊3日で、佐渡をできるだけ見て

 廻れるように、計画を立てました。しかし、天気予測が変わる度に、コース取り

 を変更し、最終的には、佐渡に行ってから、天気と相談しながら、コース取りを

 決めるという旅行となりました。(宿泊先を先に決めていたので、なお難しかっ

 たのですが・・・)

 

 

 佐渡のあちこちを巡ったので、暫く佐渡を巡る旅」を載せていきますので、

 お付き合い頂けると幸いです。

 

出発日(1日目):10/16

 日数が少ないので、少しでも、佐渡の滞在時間を増やしたいという気持ちと、

 カーフェリーに車を積んで持っていくと、お金がかかるので「ジェットフォイル

 で行き、両津でレンタカーを借りることにしました。

 

 新潟港7:55発のジェットフォイルに乗ります。

 朝一番のジェットフォイルなので、人は少なかったです。

 

 新潟港~両津港までの所要時間は、約1時間(67分)。

 あっという間に、両津港に到着しました。

 乗ってきた、ジェットフォイル「ぎんが」

 

 両津に着くと、雨は降っていないものの、今にも振り出しそうな空模様でした。

 港前のレンタカー屋さんに行き、予約していた軽自動車「ワゴンR」を借りて

 出発。

 

 天気が悪いので、今日は、両津港から、佐渡の中央部を横断し、神社仏閣巡り

 をして、宿泊地の相川を目指します。

 

 清水寺(せいすいじ)

  正式名称は、「真言宗 豊山派 東光山 清水寺」です。

  清水寺は、桓武天皇の勅により、京都から布教に来た賢応法師によって808年

  に開基されました。京都の清水寺(きよみずでら)を模した「救世殿(ぐぜで

  ん)」があり、本尊も京都清水寺同様に、千手観世音菩薩です。併せて、延命

  善哉寿老尊天を福寿の神として祀っており、馬堀法眼喜孝画伯が「善哉寿老人」

  を寄進し、本堂に飾られているとのことです。

  佐渡清水寺を建てた理由は、当時の佐渡で暮らす人々が、京都の清水寺

  ある「本尊千手観音菩薩」をお参りできるようにするためだったとのことです。

  

 

 「仁王門」を潜ると、杉の巨木に囲まれた参道に、歴史を感じさせる石段が続き

 ます。


 「中門」手前に石垣と塀が、周りをぐるりと囲っています。大分傷んでいました

 が、素敵な雰囲気です。

 振り返って見た「中門」です。

 

 中門を潜ると、正面に「救世殿(本堂)」が見えてきます。

 木々の中に、救世殿(ぐぜでん)の美しい姿を見ることが出来ます。

 京都清水寺を模して造られているだけあって、確かに似ていますね・・・。

 

 左手には、「鐘楼」があります。

 鐘は、付いてなかったようでしたが・・・。

 

 本堂を見る前に、「内門」を潜って、「大講堂」のある内庭に向かいました。

 

 右手に「経蔵」、左手に「家財蔵」があります。


 経蔵の扉は、鏝絵(こてえ)で、龍の姿が、施されています。

 

 内庭には、「大講堂」「新座敷」「庫裏」「長屋門があります。

 

 (大講堂)


 (新座敷)

 

 (庫裏)

 

 (長屋門


 どの建物も、大分古びていますが、今も時々使っているのでしょうか?

 

 救世殿を見に行きましょう。

 救世殿脇に、登る道があったので、行ってみます。

 

 少し登ると、本堂への入り口があります。

 所々、色褪せていますが、歴史を感じます。

 

 中に入っていくと、左手に本堂があります。

 飾ってある絵やお堂自体は、大分傷んでいて、何の絵が描かれているのか、解り

 ませんでした。

 

 彫り物は、凝った造りでした。

 

 奥には、「大師堂」「観音堂が見えます。

 

 「舞台」に進みます。ここは、修復されたのか、少し新しいです。

 

 振り返ると、「救世殿」の扁額が、良く見えました。

 

 舞台からは、前庭や中門、鐘楼など、全体が眺めることが出来ます。

 高い位置に建てられたていることが、解りますね。

 

 歴史を感じさせられ、京都清水寺を彷彿させられるような救世殿などがあり、

 見る価値がある場所なので、このまま、朽ちてしまわないように、手入れされる

 と良いなと思います。

 

 

 佐渡に訪れたら、是非行ってみてほしいと場所だと思いました。

 

 次回は、佐渡を巡る旅②:長谷寺(ちょうこくじ)になります。