400種類700株のバラが咲き誇る二宮家。
お散歩の続きです。

バラ園奥の「いやしの小径」を歩いてみます。
その近くにも、ショップがあります。昨年ここで、アメリカから来た従妹が、「日本
らしい品物が沢山ある。」と言って、お土産をたくさん買っていました。私も和テイ
ストのポシェットを購入し、現在は夫が使っています。
今回は、そのまま通り過ぎました。

木々の中を回り込んで、「いやしの小径」へ。

あじさいや他の花が咲くと、もっと華やかな感じになるのでしょうが、今はまだ
少ししか花は咲いていませんでした。


蔵の前を歩いて行きます。

いやしの小径を出ると、白いバラのアーチが見えます。


お休み処に向かいます。

お休み処の中は、古民家のような造りになっています。


折角なので、お休み処を通り抜けて、日本庭園の「静勝園」に向かいましょう。
お休み処を出ると右手に、九代目とその家族が住んでいる住宅があります。
ここは、一般住宅なので、中に入ることはできませんが、玄関から庭を観ること
が出来ます。


住宅前を通って、庭に向かいます。

庭を進むと、奥に可愛らしい竹林があります。


この竹は、「亀甲竹」と言います。
独特の節が亀の甲羅の模様のように見える「亀甲竹」は、明治20年頃に植栽され
たとても珍しい竹です。自然とこの模様になるのが面白いですね・・・。
二宮家住宅を回り込んでみてみます。


派手さはありませんが、凝った造りになっています。
裏手から住宅内も見てみます。

打掛が展示されていました。
よく見ると昨年飾ってあったのとは、違うような気がしました。
家に帰って見てみると、やはり違う打掛でした。

昨年の打掛はこれでした。

こんな立派な打掛が、一体何枚あるのでしょうね・・・。
部屋の奥には、駕籠が置いてありました。
何回か来ていましたが、今回初めて気づきました。

庭を歩きます。

庭園に接して白鳥が飛来する弁天潟があります。

この日は、弁天潟の中の噴水の水が勢いよく出ていました。
庭から見る広々とした弁天潟が、より特別な空間を作り出していました。
庭には、枯山水の築山もあります。

二宮家には、あちこちに灯篭が配してありますが、この築山の左手に見える五重塔
は、丹波五郎佐エ門が豊臣秀吉から頂き、その後、溝口秀勝公に送られたもので、
その後、白勢家が譲り受けたものを明治10年に二宮家が買い受けた物とのことで
す。

また、下の写真の灯篭は、伝説の生き物「蛟竜(こうりょう)」が彫られている
中台を持ち、特に時代の古いものといわれています。

池に飛び出すように、茶室が建てられています。



ここから見える弁天潟は、まるで絵を見ているようです。
バラ園開催時しか見ることの出来ない二宮家の日本庭園。
こんな素晴らしい庭を毎日見ることが出来る二宮家の方々は、良いですね・・・。

また来年も訪れようかな・・・。
長い間お付き合いいただきありがとうございました。