たのしみごと

日々のちょっとした出来事を書いてみました

石川・福井の旅:養浩館庭園

 石川・福井の旅。2日目最後に訪れたのは「養浩館」

 

 

 「養浩館」は、1600年代前半江戸時代初期に完成し、1600年後半に改修された越前

 国福井藩主・越前松平家の別邸です。

 昭和20年の福井空襲による建物の焼失後も、庭園の池や築山、石組等の最重要部分

 は失われず、文政6年の「御泉水指図」という平面図を基本に復元整備が進められ、

 約8年の歳月をかけ平成5年に完成し公開されました。

 

 入園料220円を支払って園に入っていきます。

 

 整備された木々の中を歩きます。

 

 所々、色づき始めの木もあってきれいでした。

 

 木立を抜けると、池が見えてきます。

 陽が傾いてきた時刻でしたが、それがかえって美しい景観を見せてくれました。

 

 石の橋や周りを流れる小川などを見ながら歩きます。

 街中にありながら、まるで別世界の様な穏やかな雰囲気を楽しめます。

 

 雪吊りも始まっていてきれいでした。

 

 「養浩館」が近くに見えてきました。

 

 池のほとりには臼ノ御茶屋跡(うすのおちゃやあと)」が見えます。

 

 門を潜って中に入りましょう。

 

 養浩館という名は「人に元来そなわる活力の源となる気」転じて「大らかな心持

 ち」を育てることを意味する孟子の言葉「浩然の気を養う」が由来で、明治17年

 に松平春嶽によって付けられたそうです。

 

 回り込んで歩いて行くと、池が美しく広がっていました。

 

 折角なので館の中も見てみます。

 

 玄関前の庭には水の流れもあって素敵です。

 

 館の中は、落ち着いた雰囲気です。


 部屋の中なのに、お風呂がありました。

 総ヒノキ造りの蒸し風呂だそうです。

 ここから池はもちろんのこと、奥には福井城の本丸が見えたそうです。

 池や城を眺めながらの入浴なんて素敵ですね。

 私はお湯に漬かりたいですけどね・・・。

 

 御湯殿の床板は中央に向かって傾斜しており、ここで使用した水を流すためとの

 ことです。(よく解りませんでした。)

 

 池に面した場所には、デッキのように外に出れる場所があります。

 ここからの眺めも良いですねー・・・。

 

 格子窓も素敵です。

 

 部屋数も多く、どの部屋からも美しい景色を見ることが出来ます。


 御座の間にも西日が射してきれいでした。

 

 遅くなったのでそろそろおいとま致しましょう。


 宿泊先のホテルに入る前にもう一か所と、軽い気持ちで訪れた養浩館でしたが、

 とても素敵な場所で、来て良かったなと思いました。

 近くにあれば何度も訪れたい場所なのに残念です。

 

 西日が射す中、美しい庭や池、建物を見れて、穏やかな気持ちになりました。

 

 3日目は、「東尋坊」に行ってみようと思います。