本間氏別邸庭園である「鶴舞園」を見た後、「清遠閣(せいえんかく)」に向かい
ました。

清遠閣は、藩主酒井侯が領内巡視をする際の休憩所としてつくられ、大正14年には
東宮殿下(昭和天皇)がご宿泊されるなど、酒田の迎賓館としても使用されてきま
した。
玄関を入ると、正面に重厚な感じの観音像がお出迎えしてくれました。

1階は、広間になっていて、窓ガラス越しに見える庭が美しいです。


ガラスは大正ガラスでしょうか?ゆがんだ感じが時代を感じさせてくれます。


床の間には、水戸藩9代藩主の徳川斉昭(なりあき)が書いた「徳潤」の掛け軸が
飾ってあります。


「徳潤」の意味は、「富を積めば家庭が立派になり、徳を積めば身も尊くなる。
心が広くなり体も落ち着いたものとなる」とのことでした。
奥には休憩する場所があります。
ここから庭を見ながらゆっくりするのも、気持ちよさそうです。


2階に上がってみます。

階段の欄間の飾りが可愛らしかったです。
立体的な透かし彫りですね・・・。

2階は展示品が沢山ありました。
所蔵品には、ここに置いてあるだけでなく、「美術展示会場」にもあり、本間家が
大名から拝領した品、歴史資料として価値の高い文書、当主が好んだ茶道の器物
など、重要文化財や重要美術品が多数あるとのことです。





庭に面した部屋からは、鶴舞園が良く見えました。




部屋のライトも渋くて素敵です。


ゆっくり見て廻りたかったのですが、閉館時間が迫ってきたので、戻りましょう。
館内の表示に「鶴舞園の石燈籠を探してみましょう」と案内がありました。
あまり気にしないで庭園を歩いて来たのですが、鶴舞園には、大小様々な石燈籠
が32基あるそうです。
探しながら戻ることにしました。





一つとして同じものはないとのことです。
さすがに全部は探せませんでしたが、ここに載せた以外にも沢山ありました。
隠れた場所にもあります。

「柴門」を通って帰ってきました。

「美術展示会場」の美術品も見たかったのですが、時間がなかったので、今回
は断念しました。
初夏の白ツツジ、秋の紅葉など、四季折々に美しく風情豊かな景観を見せてくれ
る庭園、「清遠閣」の京風木造建築の美しさ。そして価値ある所蔵品の数々。
本間美術館は、芸術・自然・歴史の融合する素敵な美術館でした。
次回はゆっくりと観てまわりたいと思いました。
山形の旅:本間美術館は終了です。
次回は山形の旅の3日目になります。
「致道博物館」に行ってみます。