山形の旅、訪れているのは致道博物館。
鶴ヶ岡城の三の丸、旧庄内藩主・酒井家の御用屋敷地に建てられた博物館です。
博物館名は、旧庄内藩の藩校「致道館」に由来しています。
致道館の「致道」という名称は、「論語」の一節『君子学んで以てその道を致す』
に由来し、天性の能力や自主性を重んじ、各自の長所を伸ばす教育方針が特徴と
されていました。
致道博物館で、まず訪れたのは「旧西田川郡役所」です。
1階の「致道ミニチュアコレクション」を見た後、2階の「考古資料室」に行って
みました。

資料室には、庄内地方から出土した考古資料を中心に、時代順・遺跡ごとに展示
されていました。






なぜここに考古資料室があるのか、不思議に思っていましたが、説明板には、
「致道博物館は、昭和25年の創設以来、大名酒井家伝来の美術工芸品や資料、庄内
藩校致道館資料の保存公開、庄内地方の原始古代の探究や地域に根差した民俗資料
の調査保存に尽力してきた」とのことでした。
ここに展示してある考古資料の大半は、1980年以前に山形大学の協力を得て、致道
博物館が学術発掘した資料、あるいは個人の採掘資料とのことです。

沢山の遺跡があったのですね。
2階から塔屋へ登る階段は、下から支える柱が無い構造の「つり階段」になって
おり、側板の装飾模様や細工は17世紀前半の初期ルネサンスに流行した様式を模倣
したものとのことです。

旧西田川郡役所を一通り見たので、「旧庄内藩主御隠殿」に向かいます。


御隠殿(ごいんでん)は1863年(文久3年)に、庄内藩江戸柳原および下谷の御殿
を解体・移築したもので、致仕・帰郷した九代藩主酒井忠発(さかいただあき)が
隠居所とした場所。
現在は、玄関と奥の座敷(関雎堂 かんしょうどう)が残り、関雎堂からは酒井
氏庭園を望むことができます。
(関雎堂)


(酒井氏庭園)

(山形県公式観光サイトより)
タイミングが悪かったため、ちょうど近隣の小学校の生徒さんたちが、課外授業で
訪れていたため、じっくりと見ることが出来ませんでした。残念・・・。
さっと見ただけとなりました。
展示物を少し見て廻りました。





幕末の庄内藩の歴史や展示物が多かったように思います。
次に向かったのは「旧鶴岡警察署庁舎」です。

庁舎前には立派な松の木がありました。
「御隠殿の赤松」と書いてあります。
樹齢250年以上の松で、明治20年代に鶴岡の内川端にあった田中写真館の松を譲り
受けて移植したと伝えられているとのことです。


左手奥には「旧酒井家江戸屋敷 赤門」があります。

田安徳川家の姫君が、酒井家へ輿入れした際に建てられた門で、江戸中屋敷から
移築し、御隠殿の門にしたと伝えられています。
「旧鶴岡警察署庁舎」に入ってみます。
「旧鶴岡警察署庁舎」は、「旧西田川郡役所」と同じ、高橋兼吉の設計による木造
二階・入母屋造の建造物で、1884年(明治17年)に竣工されました。初代県令
三島通庸が明治新政府の威容を表すべく建築したとされ、堂々たる外観をしてい
ます。
1957年(昭和32年)に当地へ移築され、2009年(平成21年)に国の重要文化財に
指定されています。

外観は素晴らしかったのですが、中はほとんど非公開なっていたため、取り調べ室
を見ただけに終わりました。(たまたま非公開だったのかな?・・・)


もっと色々な場所も見れると思っていたので残念でした。



名残惜しく外観を最後に撮って、次に向かいます。
次回に続けます。