たのしみごと

日々のちょっとした出来事を書いてみました

Part 2 新潟県立植物園:熱帯植物ドーム

 新潟県秋葉区にある新潟県立植物園。

 食虫植物展を見た後に、熱帯植物ドームの植物たちも、見てきました。

 

 外の気温は、30度を超えていましたが、ドーム内は27度で、ホッと一息。

 動くと、少し汗ばみますが、ジリジリとした陽の照り付けはないので、ゆっくり、

 見て廻れました。

 

 熱帯植物ドームだから、暑い時期は、お花が沢山咲いていると思っていたら、花は

 ほとんど咲いていませんでした。

 

 代わりに、木に、色々な実がついていました。

 

 (コーヒー)

 

 (アップルマンゴー

 とろける食感と、濃厚な甘み、芳醇な香りになります。

 

 (フクベノキ)

 別名、ヒョウタンの木と呼ばれ、実は容器になります。

 

 (モンキージャック)

 熟した果実は甘くて、生食やお菓子の材料に利用されるそうです。

 

 (バニラ)

 

 実は、判別できませんでした。

 

 (コショウ)

 緑のブドウの様な小さい丸い実がつくようですが、今はまだついていませんでした。

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                                                                                      (Wikipediaより)

 

 (ドラゴンフルーツ)

 実はついていませんでしたが、ドラゴンフルーツが、サボテンみたいな枝になる

 とは知りませんでした。

 

 (ソーセージノキ)

 アフリカでは、薬用植物として、利用されているようです。

 

 (アイギョクシ)

 実を水の中で揉みだすと固まり、オーギョーチというデザートが作れるそうです。

 

 (センナリバナナ)

 バナナという名前がついていますが、食用には向きません。

 

 色々実がなる木があって、楽しいです。

 

 花は少ないながら、少しは、見ることが出来ました。

 

 (サンユウカ)

 夜から朝方にかけて、甘いにおいを放つようですが、今はにおいはしませんでした。

 別名、グレープジャスミンと呼ばれています。

 

 (フウリンブッソウゲ)

 

 (ブーゲンビリア

 

 変わった花を見つけました。

 (ウナズキ・ヘリコニア)で、ヘリコニア・ロストラータとも呼ばれ、ロストラータ

 はラテン語で、「鳥のくちばし」の意味があるとのこと。

 くちばしというより、フラミンゴに見えるのは、私だけでしょうか?・・・。

 

 水鉢に、きれいな花が、浮かべられていました。

 

 オニバスの上にも、落ちています。

 

 周りを探してみると、大分散ってしまっていましたが、少しだけ花を見つけること

 が出来ました。(サガリバナ)というようです。

 優しい感じの花で、気に入りました。

 

 歩いていると、ふわっと、良い香りがします。

 娘と、どこから、匂ってくるかを、探索しました。

 

 2人で、クンクンしている様子は、周りから見たら、可笑しいでしょうね・・・。

 誰もいなかったので、良かったですが・・・。

 匂いの元は、(プルメリア)でした。ハワイでレイに使われている花ですね。

 少し高い木の上で咲いているのですが、近くに行くだけで、とても良い香りがしま

 した。

 

 他にも、きれいな花や色鮮やかな植物がありました。


 実がついている木の写真が多いのは、食いしん坊の性でしょうか?・・・。

 

 楽しみながら、見学できて良かったです。

 

 館内の見学が終わったので、外の池の周りでも散歩しましょう。

 次回に続けます。

Part 1 新潟県立植物園:食虫植物展

 冬に花が見たくなった時に、よく訪れる新潟県立植物園。

 今年は、河津さくらが咲いていた時にも訪れましたが、今回は、娘から「食虫植物

 展」やっているよと聞いて、 「夏なのに、熱帯植物ドーム(!?)」かと、ちょっ

 と、気にはなりましたが、娘が付き合ってくれるとのことで、訪れてみました。

 (8.29撮影)

 

 確かに、「食虫植物展」が開催されていました。

 曇ってはいますが、蒸し暑い天気です。

 足早に、植物園に向かいます。

 

 園の前の池には、スイレンが一面に、広がっていました。

 この時期に、訪れたことがなかったので、この景観には、ちょっと、びっくり・・・。

 

 しばし眺めていましたが、暑いので、館内に入りました。

 入園料は、JAF会員カードを提示して、一人480円でした。

 

 中は、外より涼しいです。

 

 展示場へ向かいます。

 途中に、「ハエトリソウ」のオブジェがありました。

 閉まらないとは解っていても、怖がりの私は、通りませんでしたが・・・。

 「熱帯植物ドーム」に到着。

 ここには、「ウツボカズラ」のオブジェがありました。

 

 中に入るとすぐに、これは何でしょう?食虫植物だと思いますが、名前は解りま

 せんでした。

 写真は撮りませんでしたが、後ろに穴が開いていて、そこから潜り込んで、顔を

 出せるんですよー・・・。子供サイズでしたが、私はチャレンジしてみました。

 娘は、あきれ顔でしたがね・・・。

 

 熱帯植物ドームで、食虫植物を探索しましょう。

 

 食虫植物の捕虫の仕方には、4通りあるようです。

  ①はさみこみ式 ②落とし穴式 ③粘りつけ式 ④吸い込み式

 

 まず見つけたのは「ハエトリソウ」。はさみこみ式ですね。

 

 虫を捕らえる葉(捕虫葉)は、二枚貝を開いたような形で、葉の内側に、3本ずつ

 計6本の小さな毛(感覚毛)が生えています。これに2回虫が触ると、葉が素早く

 閉じて、虫を捕らえる仕組みになっているとのことでした。

 

 「ウツボカズラ」。落とし穴式ですね。

 色々なウツボカズラがありました。

 

 ハエトリソウも5~7月頃に、花を咲かせるらしいですが、ウツボカズラも花を咲か

 せて、その匂いで、虫を誘い出すということ、御存じでしたか?・・・。

 私は、初めて、ウツボカズラの花を見ましたよー・・・。

 知らないことが沢山ありますねー・・・。勉強になります。

 

 きれいな花が、咲いていました。これは、ランの仲間かな?・・・と、思っていたら

 「サラセニア」という、れっきとした食虫植物でした。

 これも、落とし穴式ですね。

 花が、虫を匂いで惹き付け、隣のポットのような方に誘って、捕らえるタイプで

 した。

 

 ウツボカズラやサラセニアなどの、落とし穴式の食虫植物は、筒の内側がすべり

 やすく、しかも毛が下向きに逆立って生えていて、一度筒に入った獲物は出られ

 ないような仕組みになっています。筒の底部からは消化酵素を含む液が分泌されて

 いて、栄養分が消化吸収されるとのことでした。

 

 粘りつけ式の「モウセンゴケ」もありました。

 ちょっと華奢なので、とりもちの様な粘液は、見れませんでした。

 

 粘りつけ式の食虫植物は、葉に沢山の粘液を出す線毛があり、この腺毛は、感覚を

 持っていて、虫が逃げようともがくと、触れた刺激によって、腺毛が動き出し、

 虫の体を押さえ込むように巻きついて、さらに腺毛の先から消化液を出して溶かし、

 栄養を吸収するとのことでした。

 

 吸い込み式の食虫植物を、見つけられませんでしたが、水中に生える「タヌキモ」

 などが、吸い込み式とのこと。茎に、ごく小さな袋がついていて、その入り口に

 内側に開く扉がついていて、そこにふれた虫を、スポイトのように水圧を利用して

 吸い込んでしまうとのことでした。

 

 植物も、生き残るために、色々、工夫しているのですねー・・・。

 

 中央の展示場の方でも、珍しい食虫植物が展示されているので、行ってみました。

 ウツボカズラ属:エドワードシアナ)

 

 ウツボカズラ属:ローウィイ 和名:シビンウツボ

 言われてみれば納得の形状ですよね。

 

 シビンウツボは、ボルネオ島に生育する固有種で、蓋に長い毛が生えていて、そこ

 から甘い分泌液を出すとのこと。それを「ツパイ」が舐めに来て、捕虫袋に、糞を

 し、それをシビンウツボは、栄養としているとのこと。そのためか、研究によると

 食虫植物なのに、ほとんど食虫をしていないとのことでした。

 

 ウツボカズラ属:トランカータ×ペルタータの交配種)

 フィリピンミンダナオ島の固有種の巨大なウツボカズラ。2022年のウツボカズラ

 ギネス記録に認定されたとのこと。(認定されたのは、55.5㎝の袋を持ったもの)

 

 同じく、大きいサイズのウツボカズラです。

 

 ウツボカズラ属:ラジャ×バービッジアエの交配種)

 ボルネオ島キナバル山とタンブユコン山の固有種。

 

 ウツボカズラ属:グランディフェラ×バービッジアエの交配種)

 ボルネオ島ホース山脈に生育する固有種。

 

 色々な食虫植物を見れて、楽しかったし、勉強になりました。

 まじまじと食虫植物を見る機会はないので、来て良かったです。

 

 最後に見つけた、可愛らしい食虫植物です。

 (フクロユキノシタ科:フクロユキノシタ

 オーストラリア南西部に分布する1属1種の食虫植物です。

 可愛いですよねー・・・。

 

 食虫植物展めぐりは終了です。

 

 次回は、熱帯植物ドームの植物をご紹介しましょう。

 次回に続く。

Part 2 上堰潟公園にお散歩に行ってきました

 ひまわりが、咲く時期に訪れた上堰潟公園。

 お散歩の続きです。

 

 

 池の周囲は、約2㎞の遊歩道が整備されているので、折角ここまで来たのですから、

 池の周りをお散歩しましょう。

 風が、時折吹いてきて、柳の葉が揺れています。

 曇っているので、ジリジリする暑さはなく、歩きやすいです。

 

 対岸には、毎年秋になると行われている「わらアート」の骨組みが、組まれている

 ようです。

 

 今年の「わらアートまつり」のテーマは、『越後の伝説が蘇る』です。

 今年は、風神や雷神など、5体のわらアートが登場するようです。

 金土日祝日の夜に作品のライトアップや、土日祝日には、「西蒲市場」も出店し、

 西蒲のグルメを楽しむことが出来るようです。10/31まで開催されているので、来

 てみようかなー・・・。

 

 歩いていると、時々、花や木の実を見つけたりして、楽しみながら、歩くことが

 出来ます。

 色々な実が、木についているので、宝探しのようで、歩くのが楽しいですね・・・。

 

 山側を眺めれば、一面の稲の田んぼが美しく(山には雲がかかっていますが・・・)

 気持ちが良いです。

 

 橋を渡り、対岸の道を歩きます。

 

 

 ふと、道脇を見ると、緑の木々の間に、白い花の様なものを発見・・・。

 こ、これは、「からすうり」の花ではないですか?・・・。

 

 他の方のブログ記事に、良く載っていて、部屋などに飾っているのが、とっても、

 きれいで、うらやましく思っていましたが、咲いているのを、間近に見ることが

 出来、テンションが爆上がり・・・。

 

 道の木に向かって、キャーキャーと言いながら、写真を撮っている私は、さぞかし

 周りの人から、引かれたでしょうね・・・。お騒がせしました・・・。

 

 公園内なので、家に持ち帰ることが出来ませんでした。残念・・・。

 

 しばらく行くと、広場の中に、像があります。

 「木花開耶姫(このはなさくやひめ)」の像ですね。

 

 上堰潟公園は、桜の名所でもあるので、桜の神様である「木花開耶姫」の像が、

 置かれているのでしょう。

 

 さあ、もう少しでゴールです。

 

 天気がよければと、ちょっと残念ではありましたが、暑すぎなかったので、気持ち

 良いお散歩が出来ました。

 また来ますねー・・・。

Part 1 上堰潟公園にお散歩に行ってきました

 時々訪れる、上堰潟公園。

 角田山の麓に広がる開放感あふれる公園です。

 

 公園内の池の周りは、2㎞の遊歩道が整備されていて、お散歩するには、良い場所

 です。お盆頃には、「ひまわり広場」のひまわりが、満開になるので、毎年のよう

 に訪れています。

 

 毎日暑いので、日中は、歩くのは無理と思い、朝早め(7:30頃)に訪れてみました。

 (8.16撮影)

 

 あいにくの曇り空でしたが、公園前の駐車場は、既に満車状態。

 (人気があるので、いつ行っても、満車状態になっているのですが・・・。)

 

 早速、左回りに、「ひまわり広場」に向かいます。

 

 秋になると、沢山のコスモスが咲く、道脇の「コスモス畑」。

 ちらほらと、コスモスも咲き始めていました。

 コスモスは、これからですねー・・・。

 

 中央の広場は、川が流れて、涼しそうですが、花は咲いていません。

 

 橋の上にサギがいました。

 

 中央の木道が、通行禁止になっているので、鳥たちは安心して、過ごすことが出来

 ているようですねー・・・。

 

 道脇には、ナツメが実をつけています。

 

 木が密集しているところは、日陰になっていて、歩いていても暑くなくて、歩き

 やすいです。

 

 入り口から、500m位進むと、ひまわり広場が見えてきました。

 

 あまり広くはありませんが、約6300本のひまわりが、きれいに咲き揃っていました。

 天気がよければ、もっときれいだったのでしょうが、仕方ありませんねー・・・。

 

 

 展望台があるので上がってみました。

 

 畑の中央には、サフィニアが、ハート形に植えられていて、可愛らしいです。

 

 ひまわりも、まん丸で、可愛らしいです。でもちょっと、目がチカチカします・・・。

 

 後ろ姿もかわいらしいですね・・・。

 

 椅子に座って、ひまわりをバックに、撮影できますね。

 

 少し天気が回復してきましたか?・・・。


 中央のハート形のサフィニアは、濃いピンクですね。

 

 ひまわり畑からは、まだ青々とした稲の田んぼが、見渡せます。

 お米が、お店から、なくなっている状況ですが、早く新米が、出来るといいな・・・。

 

 ひまわり畑を後にして、池の周りをお散歩しましょう。

 次回に続けます。 

Part 2 高田城址公園散歩

 蓮の花が美しく咲く、高田城址公園。

 お散歩の続きです。

 

 西堀橋を渡って戻ってきました。

 

 橋の中ほどには、ベンチが置いてあり、ここに座って、池の蓮の様子を見ることが

 出来ます。

 

 橋の左右には、春夏秋冬の歌碑があります。

 「高田の四季」という歌の歌詞のようです。

 この曲は、昭和20年に、旧制高田中(現高田高校)の教師町田太郎氏が、作詞作曲

 し、昭和42年にはレコード化もされているようですが、聞いたことはありません

 でした。高田の方々には、心に残る歌なのでしょうね・・・。

 

 蓮の花が咲くお堀は、西堀以外にも、「北堀」「南堀」と、あるようですが、今回

 は、西堀のみ見てきましたが、次の機会には、他のお堀の蓮も、見て廻ろうと思い

 ます。

 

 蓮の花を堪能したので、高田城址を、少しお散歩することにしました。

 

 上越市立歴史博物館を横目に見ながら、アーケードを抜けて城址公園に向かいます。

 

 アーケード脇の建物では、「玉井力蔵展」が開催されていました。

 小さい時に見た、「小学一年生」の表紙の絵を描いた人のようです。

 懐かしい絵ですねー・・・。

 今回は、ここもスルーしました。

 

 堀の脇の道を通って、歩いて行くと、「高田城三重櫓」が見えてきました。

 

 天気が良くなってきたので、堀の様子も美しく見えます。

 

 本丸や二の丸などは、旧陸軍第十三師団が入城する際、明治40年(1907年)に、取り

 壊されてしまい、今はありませんが、「三重櫓」だけは、1993年に、復元されて、

 高田城址公園のシンボル的存在になっています。

 お城のような櫓で、美しいです。

 

 橋を渡って、歩いて行きます。

 

 この時期、花はほとんど咲いていませんでしたが、名残のあじさいが、その姿を

 まだ留めていました。

 

 三重櫓を下から眺めました。

 1・2階は展示室で、高田城などに関連する展示を行っていて、3階は展望室になって

 いるようですが、今回は、眺めるだけにしました。

 

 道を進むと、本丸跡の碑があります。

 本丸跡には、現在は、上越教育大学付属中学校が建っています。

 

 これだけ広い城址公園に、城の痕跡を残すものが少なく、何か寂しい感じもしま

 した。

 

 子供が小さい頃、訪れた時には、この盛土になっている所で、お弁当を食べたの

 ですが、今は、草に覆われていました。

 

 道なりに進むと、「極楽橋」が見えてきます。

 極楽橋は、徳川家康の六男 松平忠輝が慶長19年(1614)、高田城を築城した際に、

 二の丸から本丸に通じる木橋として設けられましたが、明治41年(1908)に、高田

 城に入城した陸軍第十三師団によって、土塁が切り開かれ、堀を埋め立てて陸続き

 となった結果、極楽橋はその姿を消してしまいました。現在の橋は、高田公園開園

 50周年及び市制30周年を記念して平成14年に復元されたものです。

 

 

 極楽橋を渡ると、広い道路に出ます。駐車場に向かって歩くと、三重櫓が見えます。

 どこから見ても美しいですね・・・。

 

 道の両脇には、緑が美しい、公園が整備されていました。

 

 お散歩や、市民の憩いの場所としては、とても素晴らしい場所でした。

 たくさん歩いて、美しい花や景色に触れられて、気持ちの良いお散歩が出来ました。

 

 出来れば、もう少し、城跡の雰囲気が味わえたらよいなと、ちょっと残念な気持ち

 がしましたが、欲張りですかねー・・・。

 

 長い間お付き合いいただきまして、ありがとうございました。

 高田城址公園のお散歩は、終了です。

Part 1 高田城址公園散歩

 四季を通じてさまざまな表情を見せる高田城址公園。

 春には、桜の名所としても有名です。公園やその周辺を含めて約4,000本の桜が咲き

 誇り、三重櫓とともにボンボリの灯りに照らし出される美しさは、「日本三大夜桜

 のひとつに数えられています。

                            (上越観光Naviより)

 

 夏には、お堀一面を埋め尽くす蓮を見ることができます。

 その規模と美しさから、「東洋一」と称されています。

 

 今回は、初めて、蓮の花咲く高田城址公園に行ってみました。

 

 生憎の曇り空で、蒸し暑い中のお散歩になりました。

 

 陽が射さない場所は、ちょっと薄暗い感じがしました。

 蓮は、午前中に咲いて、午後には、花が閉じてしまうと聞いたので、早めの時間に

 訪れました。

 

 高田城址公園は、徳川家康公の六男・松平忠輝公の居城として築城された、高田城

 の跡地に造られた公園で、その全域が新潟県の史跡に指定されています。

 

 ここに蓮が植えられたのは、戊辰戦争明治元年|1868年)の頃で、高田は新政府

 軍の基地となったことや凶作の影響により、藩の財政が困窮していました。それを

 救おうとしたのが、戸野目の大地主であった保阪貞吉という人物で、1871年(明治

 4年)高田城外濠に、私財を投じて蓮を植え、蓮根を売って、藩の窮状を救おうと

 したとのこと。これが高田城址に咲く蓮の花のはじまりです。その後、お濠の蓮根

 掘りは1962年(昭和37年)まで続けられとのことです。

 

 公園の中を横切って、お堀の方に向かいます。

 赤い建物が見えます。

 何でしょうね?・・・。東屋でしょうか?・・・。

 

 少しすると、お堀が見えてきました。

 

 素敵な門を通ります。

 

 高田城趾は、旧陸軍第十三師団司令部があった場所とのことでした。

 第十三師団は、日露戦争中の1905年(明治38年)に編成された、大日本帝国陸軍

 師団で、明治41年11月に、高田城趾に入城し、本丸跡に、師団司令部が置かれたと

 のことです。今は、建物はなくなっていました。この門は、関係あるのかな?・・・。

 

 門を通ると、目の前に、蓮が咲くお堀が広がります。

 

 お堀の脇の道には、壺のような鉢に、色々な蓮が植えられていました。

 きれいな白連です。

 

 堀には、赤い「西堀橋」が架かっています。西堀橋の左右に、蓮の咲く堀が広がり

 ます。

 ここから見える堀は、西堀です。

 

 天気が良ければ、妙高山が美しく見え、堀と蓮とのコントラストが、一層引き立つ

 ようですが、生憎、山は雲がかかって、きれいには見えませんでした。

 橋からは、どこを見てもきれいに蓮が咲いています。

 高田城址公園の蓮は、ほとんどが紅蓮ですが、部分的には白蓮も交じって咲きます。

 ピンクと白の蓮が入り混じって咲く、世界でも珍しい蓮花群とのことです。

 タイミングが悪かったのか、はっきりとした白蓮を見ることはできませんでした。

 

 

 他の方の記事で、「双頭蓮」が稀に咲いているのを見つけることが出来ると、書いて

 あったのですが、これも残念ながら、見つけることはできませんでした。

 蓮は4日しか持たない花なので、中々難しいですね・・・。見たかったなー・・・。

                       (上越タウンジャーナルより)

 橋を渡って、堀の脇の道を少し歩いてみました。

 

 ムクゲの花が、きれいに咲いていました。

 

 道を歩いていた親子連れが、何やら盛んに、見入っているので、見てみると、草の

 中を出たり入ったりしている鳥が見えました。

 バンの幼鳥でしょうか?・・・。おしりの羽が白くて可愛らしかったです。

 

 空が暗くなって、雨が当たったり、青空が見えてきたり、不安定な天気なので、奥

 まで行かないで、戻ることにしました。

 

 長くなったので、次回に続けます。

農と縄文の体験実習館「なじょもん」に行ってきました

 新潟県中魚沼郡津南町にある体験実習施設「なじょもん」は、季節ごとの企画展示

 や「縄文」「農業・食」「民俗」「自然」などの体験実習ができる施設です。

 

 「なじょもん」は、津南町「なじょも」という方言と、津南が縄文の里である

 ことから「縄文」を組み合わせた、造語とのことでした。

 「なじょも」は「どうぞ」「どうか」という意味の方言で、「なじょも来てくんね

 かい(どうぞ、どうぞ来てください)」という意味も込められているとのことです。

 

 

 この「なじょもん」が建設された台地は、約15haの広さがあり、館としての、農

 と縄文の体験実習館「なじょもん」と「縄文ムラ」、雑穀畠、雑木林、散策道が

 整備されています。

 「なじょもん」の敷地内には、毎年8月上旬〜下旬に、1.5haの広い畑に、約15万本

 のひまわりが咲き誇ります。

 

 今回は、施設内には入らず、外を散策してきました。

 

 駐車場のすぐ脇に、可愛らしい木が立っていました。

 『アスパラのような縄文』と題された作品のようです。

 

 縄文時代以前の、旧石器時代の人々は、マンモスなどの大きな獲物を追いかけて、

 移動しながら生活していました。そのため、住んでいた家は、すぐに移動できる

 テントの様な家だったと言われています。縄文時代になると、人々は長い間、同じ

 所で生活できる家を造り、みんなで集まって生活するようになり、これが「ムラ」

 の始まりと言われています。

 

 それを垣間見れるということで、「縄文ムラ」に行ってみます。

 

 歩き出すと、すぐに、ひまわり畑が見えてきます。

 

 

 入り口から、数百メートルで、すぐに「縄文ムラ」が見えます。

 

 手前には、休憩場所がありました。渋い建物ですねー・・・。

 

 藁で建てたような家が並んでいました。

 これは、縄文時代の代表的な家で、竪穴住居です。地面をほって何本かの柱を立て、

 上に屋根をかけた半地下式の家です。

 竪穴住居だけでなく、高床式の建物もありました。食べ物を貯蔵する場所なので

 しょうか?・・・。

 

 展望台があったので、登ってみます。

 1本の木を、削って階段が造られていました。

 

 ひまわり畑がよく見えました。

 

 ムラの中には、他にも、火を焚いて、みんなが集まる場所や、魂を送る神聖な場所

 もありました。

 何かが残っているわけでもなかったので、良く解りませんでしたが・・・。

 

 一画に、「竪穴住居が、どれ位の時間で、自然に帰っていくのか」を実験している

 場所がありました。

 2007年に建てた住居を、観察しているようでした。

 

 既に、草が生い茂って、奥をのぞき込んでも、ほとんどその形を見ることが、出来

 ませんでした。

 

 1棟だけ、中に入れる場所がありました。

 ※奥にあるパネルは、作品展示なので、住居とは関係ないようです。

 決して、快適な住居とは言えませんね・・・。

 

 縄文ムラを出て、すぐの場所に、ひまわり畑を見れる展望台がありました。

 

 暑いので、戻りましょう。

 

 道脇に変わったものを発見。

 岩を割って(?)その中に、薪を貯蔵していました。考えられていますねー・・・。

 

 ひまわりも暑くてバテテきていました。

 花びらが、縮れてきています。頑張ってね・・・。

 

 暑い中、私も、頑張ってお散歩しました。

 ひまわりもきれいでしたが、変わったものが見れて、楽しかったです。