たのしみごと

日々のちょっとした出来事を書いてみました

Part 1 春日山城跡を巡る

 新潟県上越市にある、戦国時代の名将・上杉謙信公の居城として知られる春日山

 城跡。国の指定史跡であり、日本百名城にも数えられている場所です。

 

 新潟県に住みながら、きちんと訪れたことがなかったので(春日山神社と上杉謙信

 公の像は見たことがあるのですが・・・)、梅雨前の暑い日に(何を好き好んで・・・)

 訪れてみました。

 

 駐車場に、車を停めて、「春日山神社」に向かいます。

 

 いきなりの長い階段が・・・。何段あるのかな?・・・。

 とにかく頑張って登らねば・・・。

 

 暑い中、結構きついです。途中写真を撮るふりをして、休みながら、どうにか登り

 ました。

 

 神社到着です。

 「春日山神社」の碑は、元帥大勲位伯爵(海軍)東郷平八郎の実筆によるものです。

 

 石の鳥居をくぐると、神社が見えてきます。

 「春日山神社」は、明治34年高田藩士小川澄晴により創建されました。

 祭神は上杉謙信で、山形県米沢市上杉神社より分霊された神社です。

 

 神社前には、新旧の狛犬と、「上杉謙信公」の銅像がありました。

 この信玄公の銅像は、上越市出身の彫刻家、滝川毘堂が、春日山城跡中腹に

 立つ謙信像を制作する前に、ひな型として制作したもので、高さは約1m

 と春日山城跡の像の3分の1ほど。麓の春日山旅館に、長年飾られていまし

 たが、2023年の旅館閉館に伴い、神社に寄贈されたとのことでした。

 

 神社境内には、「忠魂碑」と共に、砲弾と大砲が飾られています。

 日露戦争での、ロシア軍大砲の鹵獲品(戦利品?)のようです。


  境内を見て廻っていたら、「本丸まで600m」という案内板がありました。

 

 600m位なら、すぐ着くでしょうと思い、行ってみることにしました。

 

 坂道でしたが、これくらいなら大丈夫かな?と思っていたら、徐々に、急になって

 きました。挙句に階段が続きます。

 

 木立の中を歩いているとはいえ、湿度が高く、気温も高いため、汗が流れます。

 よせば良かったかな?と思いましたが、後悔先に立たずですよね・・・。

 

 汗だくになりながら進むと、「千貫門」の案内板がありました。

 

 春日山城内部への門の一つである「千貫門」があったとされる場所のようです。

 今は、門はありませんが、ここには敵への侵入を阻む、空堀や切り通しなどの遺構

 が残っています。一見すると、道にしか見えないのですがね・・・。

 

 

 千貫門から、更に道を登ると、やっと「直江屋敷跡」に到着。

 重臣であった直江兼続の屋敷にしては、狭いですね・・・。

 

 しかし、景色が開けており、気持ちの良い風が渡ってきます。

 風は結構強く吹いています。冬場は、寒くて大変だったのではないでしょうかね?

 

 「本丸」に向かいましょう。

 やはり、登りの道が続きます。

 

 途中、「御花畑跡」がありました。お花畑といっても、薬草畑だったようです。

 今は、何も植えてないので、ただの空き地になっていました。

 

 更に進むと、「毘沙門堂」が見えてきました。

 

 「毘沙門堂」は、謙信公が戦の前に戦勝を祈願したといわれるお堂です。

 堂の小窓からは、堂内に安置された毘沙門天のお姿を拝見することができます。

 

 近くには、「護摩堂跡」がありました。

 「毘沙門堂」や「護摩堂」など、上杉家専用のお堂を、本丸のすぐ下の曲輪に設け

 ていることからも、謙信公の信仰の強さが伺えます。

 

 さあ、もう少しで「本丸」です。

 頑張って登っていきましょう。

 

 長くなったので、次回に続けます。