たのしみごと

日々のちょっとした出来事を書いてみました

Part 1 澤将監(さわしょうげん)の館に行ってきました

 新潟市西蒲区中之口にある「澤将監の館」に行ってきました。

 

 澤家初代の澤将監は、元々甲斐の武田信玄の家臣で、武田氏滅亡後、上杉氏を頼って

 越後に入り、1616(元和2)年に村庄屋に、1649(慶安2)年には、近郷10組の庄

 屋を取り締まる、石高5千石の「大庄屋」に任命されました。澤将監の館は、正確な

 家相図を基に1994年に復元された場所です。

 

 

 入り口から、表門に向かう道は、直角に折れていて、攻めてくる敵が、真っすぐに

 入ってこれないようにするためのものだとのこと。

 

 

 正面に、家のようなたたずまいの表門が見えてきます。

 

 

 総茅葺造りで、右手に武者窓があります。

 

 格子戸をくぐって中に入ります。

 表門の中の様子です。

 

 

 表門を過ぎると、館が見えてきました。

 

 

 どこに、受付があるのかわからず、ウロウロしていると、家の中から受付の方が、

 声をかけてくれました。

 

 館の正面には、玄関が3つあって、右側の受付の場所は、家の人が出入りする普段

 使いの玄関、真ん中は、地元の庄屋さん達が出入りする玄関、左はお殿様が出入り

 する玄関とのことです。

 

 

 受付で入館料300円を払って中に入ります。

 


 土間で、靴を脱いで「大広間」へ。

 

 

 大広間右手には、「中茶の間」が見えます。

 

 

 大広間と中茶の間は、客間として利用され、定期的に、近隣の地主が集まって、

 大地主への報告や話し合いが行われていたとのことです。

 

 大広間には縁台があり、外の景色を腰かけてみることが出来ます。

 

 

 大広間から、お殿様がお入りになる「玄関の間」、そして奥には「二の間」「上段

 の間」が続きます。お殿様が歩くであろう廊下には、畳が敷いてありました。

 

 

 上段の間、二の間、家老の間の襖には、江戸時代の画家、伊藤若冲(いとうじゃく

 ちゅう)が書いたものを開館を記念し、日展作家の中野雅友画伯が模写したものが、

 展示されていました。

 



 

 家老の間には、武田信玄武田勝頼からの感謝状(レプリカ、本物は資料館にあり

 ます)が飾ってあります。

 

 

 お殿様の部屋の縁台には、雨が降っても、水が跳ねないように、石が敷き詰められ

 ていました。細部に渡って、おもてなしの心が感じられますね・・・。

 

 

 庭も見えますが、今の時期は、少し寂しい感じがしますね・・・。桜や紅葉の時期は、

 美しいとのことでした。

 

 

 長くなったので、もう1回続けます。