たのしみごと

日々のちょっとした出来事を書いてみました

Part 2 澤将監(さわしょうげん)の館に行ってきました

 武田信玄の家臣で、武田家滅亡後、上杉氏を頼り越後に入り、蒲原の地にたどり

 着いた澤将監。

 低湿地で、水はけが悪かったこの地を、武田家の「信玄堤」の技術を用いて、新田

 開発に尽力し、大庄屋にまでなった人物です。

 

 その「澤将監の館」巡りの続きです。

 

 お殿様が、滞在になった二の間・上段の間の奥には、お殿様用の湯殿やトイレが

 あります。

 畳敷きのトイレって、どうなのでしょうねー・・・。

 

 お殿様の部屋に続く廊下は、どこも狭い感じがしますが、これは、あえて狭くする

 ことで、敵が侵入した時に、刀を抜けないようにするためだとか。あちこちに、武士

 だった澤将監のこだわりが見て取れますねー・・・。

 

 回り込むように「奥の間」「二の間」「三の間」が続きます。


 庭が見渡せる廊下は、やや広い造りになっていました。

 

 主屋から繋がる廊下奥には、蔵があります。外に出ることなく、蔵に行ける造りに

 なっていました。

sawashogen2019 (36)

 板の様子を見ると解ると思いますが、この蔵は、主屋と平行になっていません。

 家の相を見て、蔵を吉方に向けたためとのことでした。

 

 蔵の前にある2畳ほどの畳の上で、蔵に入れる品物をあらためたそうです。

 

 蔵の中には、ほとんど品物は展示してありませんが、2階建てのしっかりとした

 蔵です。

 

 玄関に戻るための廊下脇には、台所や御勝手、流しや井戸がありました。

 

 玄関を出て、お茶室に向かいます。

 建て替えられたお茶室なので、新しい感じがします。中は見ることが出来ません

 でしたが、今でも、お茶会が開催されているようです。

 

 裏木戸から直接、お茶室に来れるようでした。東屋もありました。

 

 敷地内には、資料館もあり、見学はしましたが、今回は、載せません。

 

 ぐるっと観てまわったので、戻ることにします。

 

 表門を出ると、右側に、「白菊稲荷」が見えます。

 

 澤家の建てたものか、村のお稲荷さんなのかは、はっきりわかりませんでしたが、

 感じの良いお稲荷さんでした。

 

 椿の花に送られて、澤将監の館巡りは終了です。

 

 長い間お付き合いいただきまして、ありがとうございました。