たのしみごと

日々のちょっとした出来事を書いてみました

Part 2 清水園に行ってきました

 清水園の続きです。

 ボランティアの方に、庭を案内していただきました。

 

 

 まず最初に、教えていただいたのは、道に置いてある踏み石。「3・5・7」という

 奇数は、縁起が良いとされ、踏み石まで、奇数にしてあるとのこと。こだわりが

 ありますねー。

 

 

 庭園には、池に面して、「桐庵」「夕佳亭」「翠濤庵」「同仁斎」「松月亭」という

 5つの茶室があります。城下町新発田茶の湯が盛んなようです。歴代のお殿様が、

 茶の湯を学び、「殿様宗匠」となっていたことも、理由のようです。宗派は「石州

 流」とのことです。

 

(桐庵:とうあん)

 

(夕佳亭:ゆうかてい)

 

(翠濤庵:すいとうあん、同仁斎:同仁斎、松月亭:しょうげつてい)

 隣接して建ててあります。

 

(左手が翠濤庵)

(中央が同仁斎)

(右手が松月亭)

 

 どの茶室も、古くなっていて、非公開でしたが、中は、きれい管理され、茶室とし

 て、健在のようです。

 

 お茶室について、ボランティアさんから「なぜ躙り口(にじりぐち)は、こんなに

 小さいか?」について、説明がありました。お話によると、商人、武士、農民、

 そして関白や将軍も、身分のへだてなく、皆一人の人として、頭を下げて、謙虚な

 気持ちで、茶室に入り、お茶をいただくためだそうです。茶室の外には「刀掛け」

 というものがあり、茶室に入る時、武士が刀を腰に挿して躙り口から入ろうとする

 と、刀がひっかかり、入ることはできないようになっているとのことでした。

 

 

 池に沿って、歩いて行きます。

 

 池の傍まで、下りれる場所を案内していただきました。ここは新磯の浜をデザインし

 た「洲浜」だそうで、奥に見えるのは、「岬燈篭」だそうです。素敵です。

 

 

 道の所々に、石が置いてあります。お殿様が、お散歩の途中で、池の風景をゆっくり

 見るためにおかれた石とのことです。

 

 

 庭師 田中泰阿彌の句碑もありました。

 

 

 かわいらしい歌ですね・・・。

 

 次いで、「あそこの石を観てください。何に見えますか?」と。

 言われなければ気づかなかったかもしれませんが、言われれば「亀」に見えます。

 ここは、「亀島」ですと教えていただきました。

 

 

 色々な場所に、細かなこだわりが、見てとれます。

 

 団体の方が、入ってこられたので、ボランティアさんとは、ここでお別れです。

 いろいろ教えていただいて、ありがとうございました。

 

 一人で見て回ります。

 

 鐘楼でしょうか?鐘はついていませんでしたが・・・。

 

 

 小川や滝を連想させるように、水が流れています。そこを渡れるように、水の中に

 踏み石があったり、池の上を渡れるように、橋がかけてあります。

 

 

 庭園は、こじんまりとしてはいますが、どこから観ても、美しい景色を見ることが

 出来ます。考えられて造られていますね・・・。

 

 

 紅葉には、少し早かったようですが、所々に、色づきはじめた木々を見ることが

 出来ました。

 

 

 池の周りの道は、歩きやすいように、石が敷いてあり、雨が降っても、足元が汚れ

 ないように工夫されています。

 

 

 門を出て、「蔵の資料館」の方へ行ってみます。

 

 

 長くなったので次回に続きます。