蓮の花が美しく咲く、高田城址公園。
お散歩の続きです。
西堀橋を渡って戻ってきました。
橋の中ほどには、ベンチが置いてあり、ここに座って、池の蓮の様子を見ることが
出来ます。
橋の左右には、春夏秋冬の歌碑があります。
「高田の四季」という歌の歌詞のようです。
この曲は、昭和20年に、旧制高田中(現高田高校)の教師町田太郎氏が、作詞作曲
し、昭和42年にはレコード化もされているようですが、聞いたことはありません
でした。高田の方々には、心に残る歌なのでしょうね・・・。
蓮の花が咲くお堀は、西堀以外にも、「北堀」「南堀」と、あるようですが、今回
は、西堀のみ見てきましたが、次の機会には、他のお堀の蓮も、見て廻ろうと思い
ます。
蓮の花を堪能したので、高田城址を、少しお散歩することにしました。
上越市立歴史博物館を横目に見ながら、アーケードを抜けて城址公園に向かいます。
アーケード脇の建物では、「玉井力蔵展」が開催されていました。
小さい時に見た、「小学一年生」の表紙の絵を描いた人のようです。
懐かしい絵ですねー・・・。
今回は、ここもスルーしました。
堀の脇の道を通って、歩いて行くと、「高田城三重櫓」が見えてきました。
天気が良くなってきたので、堀の様子も美しく見えます。
本丸や二の丸などは、旧陸軍第十三師団が入城する際、明治40年(1907年)に、取り
壊されてしまい、今はありませんが、「三重櫓」だけは、1993年に、復元されて、
高田城址公園のシンボル的存在になっています。
お城のような櫓で、美しいです。
橋を渡って、歩いて行きます。
この時期、花はほとんど咲いていませんでしたが、名残のあじさいが、その姿を
まだ留めていました。
三重櫓を下から眺めました。
1・2階は展示室で、高田城などに関連する展示を行っていて、3階は展望室になって
いるようですが、今回は、眺めるだけにしました。
道を進むと、本丸跡の碑があります。
本丸跡には、現在は、上越教育大学付属中学校が建っています。
これだけ広い城址公園に、城の痕跡を残すものが少なく、何か寂しい感じもしま
した。
子供が小さい頃、訪れた時には、この盛土になっている所で、お弁当を食べたの
ですが、今は、草に覆われていました。
道なりに進むと、「極楽橋」が見えてきます。
極楽橋は、徳川家康の六男 松平忠輝が慶長19年(1614)、高田城を築城した際に、
二の丸から本丸に通じる木橋として設けられましたが、明治41年(1908)に、高田
城に入城した陸軍第十三師団によって、土塁が切り開かれ、堀を埋め立てて陸続き
となった結果、極楽橋はその姿を消してしまいました。現在の橋は、高田公園開園
50周年及び市制30周年を記念して平成14年に復元されたものです。
極楽橋を渡ると、広い道路に出ます。駐車場に向かって歩くと、三重櫓が見えます。
どこから見ても美しいですね・・・。
道の両脇には、緑が美しい、公園が整備されていました。
お散歩や、市民の憩いの場所としては、とても素晴らしい場所でした。
たくさん歩いて、美しい花や景色に触れられて、気持ちの良いお散歩が出来ました。
出来れば、もう少し、城跡の雰囲気が味わえたらよいなと、ちょっと残念な気持ち
がしましたが、欲張りですかねー・・・。
長い間お付き合いいただきまして、ありがとうございました。
高田城址公園のお散歩は、終了です。