たのしみごと

日々のちょっとした出来事を書いてみました

Part 1 高田城址公園散歩

 四季を通じてさまざまな表情を見せる高田城址公園。

 春には、桜の名所としても有名です。公園やその周辺を含めて約4,000本の桜が咲き

 誇り、三重櫓とともにボンボリの灯りに照らし出される美しさは、「日本三大夜桜

 のひとつに数えられています。

                            (上越観光Naviより)

 

 夏には、お堀一面を埋め尽くす蓮を見ることができます。

 その規模と美しさから、「東洋一」と称されています。

 

 今回は、初めて、蓮の花咲く高田城址公園に行ってみました。

 

 生憎の曇り空で、蒸し暑い中のお散歩になりました。

 

 陽が射さない場所は、ちょっと薄暗い感じがしました。

 蓮は、午前中に咲いて、午後には、花が閉じてしまうと聞いたので、早めの時間に

 訪れました。

 

 高田城址公園は、徳川家康公の六男・松平忠輝公の居城として築城された、高田城

 の跡地に造られた公園で、その全域が新潟県の史跡に指定されています。

 

 ここに蓮が植えられたのは、戊辰戦争明治元年|1868年)の頃で、高田は新政府

 軍の基地となったことや凶作の影響により、藩の財政が困窮していました。それを

 救おうとしたのが、戸野目の大地主であった保阪貞吉という人物で、1871年(明治

 4年)高田城外濠に、私財を投じて蓮を植え、蓮根を売って、藩の窮状を救おうと

 したとのこと。これが高田城址に咲く蓮の花のはじまりです。その後、お濠の蓮根

 掘りは1962年(昭和37年)まで続けられとのことです。

 

 公園の中を横切って、お堀の方に向かいます。

 赤い建物が見えます。

 何でしょうね?・・・。東屋でしょうか?・・・。

 

 少しすると、お堀が見えてきました。

 

 素敵な門を通ります。

 

 高田城趾は、旧陸軍第十三師団司令部があった場所とのことでした。

 第十三師団は、日露戦争中の1905年(明治38年)に編成された、大日本帝国陸軍

 師団で、明治41年11月に、高田城趾に入城し、本丸跡に、師団司令部が置かれたと

 のことです。今は、建物はなくなっていました。この門は、関係あるのかな?・・・。

 

 門を通ると、目の前に、蓮が咲くお堀が広がります。

 

 お堀の脇の道には、壺のような鉢に、色々な蓮が植えられていました。

 きれいな白連です。

 

 堀には、赤い「西堀橋」が架かっています。西堀橋の左右に、蓮の咲く堀が広がり

 ます。

 ここから見える堀は、西堀です。

 

 天気が良ければ、妙高山が美しく見え、堀と蓮とのコントラストが、一層引き立つ

 ようですが、生憎、山は雲がかかって、きれいには見えませんでした。

 橋からは、どこを見てもきれいに蓮が咲いています。

 高田城址公園の蓮は、ほとんどが紅蓮ですが、部分的には白蓮も交じって咲きます。

 ピンクと白の蓮が入り混じって咲く、世界でも珍しい蓮花群とのことです。

 タイミングが悪かったのか、はっきりとした白蓮を見ることはできませんでした。

 

 

 他の方の記事で、「双頭蓮」が稀に咲いているのを見つけることが出来ると、書いて

 あったのですが、これも残念ながら、見つけることはできませんでした。

 蓮は4日しか持たない花なので、中々難しいですね・・・。見たかったなー・・・。

                       (上越タウンジャーナルより)

 橋を渡って、堀の脇の道を少し歩いてみました。

 

 ムクゲの花が、きれいに咲いていました。

 

 道を歩いていた親子連れが、何やら盛んに、見入っているので、見てみると、草の

 中を出たり入ったりしている鳥が見えました。

 バンの幼鳥でしょうか?・・・。おしりの羽が白くて可愛らしかったです。

 

 空が暗くなって、雨が当たったり、青空が見えてきたり、不安定な天気なので、奥

 まで行かないで、戻ることにしました。

 

 長くなったので、次回に続けます。