たのしみごと

日々のちょっとした出来事を書いてみました

佐度を巡る旅⑭:矢島・経島

 夫と二人で出かけた佐渡旅行も最終日。

 

 最終目的地、矢島・経島に行ってきました。

 矢島・経島は、佐渡島の南端の波の穏やかな入江に浮かんでいます。陸地から

 橋で渡ることができます。

 もともと、2つの島は、離れていましたが、1802年の小木地震で、浅い海底が

 持ち上がり、繋がったとのことでした。

  

 「矢島体験交流館」前の駐車場に車を停めます。

 矢島・経島に来た目的の一つとして、「たらい船」に乗ることがあったので、

 早速、矢島体験交流館で、受付しました。

                           (さど観光ナビより)

 

 すぐに、乗船出来るということで、乗り場に向かいます。

 

 絣の衣装と笠をつけた船頭さんが、待機していました。

 

 たらい船は、桶を半切りにして、海で使い出したため「半切り」とも呼ばれて

 います。

 夫と二人で乗ったのですが、乗り込むときは、やや揺れるので、ちょっと、ドキ

 ドキしました。

 

 ゆっくりと、進みます。

 ボートのような漕ぎ方ではなく、船頭さんが、ゆったりと、櫂を八の字を書く

 ように(?)動かして漕いでいきます。これで本当に進むの?という感じでし

 たが、確かに進んでいきます。

 

 水は澄んでいて、海藻が見えます。「魚も見えますよ」と言われても、撮影には

 間に合いませんでした。

 

 遠くに見える赤い橋の奥が、経島と矢島になります。

 

 

 赤い太鼓橋が見えてきました。(逆光気味で赤く映っていませんが・・・)

 

 「経島」が見えてきました。

 経島は、日蓮の赦免状を携えた、日蓮の弟子の日朗上人が漂着し、読経して一夜

 を過ごしたことから命名されたとのことです。

 

 島の上の祠には、日朗菩薩の御尊像が祀られているそうです。

 

 遠くに「めがね橋」が見えます。流石にそこまでは、行きませんでしたが・・・。

 

 ゆっくり、景色を見ながら、乗船場所まで戻ります。

 大分、他のたらい船も増えてきました。

 

 たらい船を下りて、徒歩で、矢島・経島を巡ります。

 

 遠くに釣り船が見えます。

 

 遊歩道両脇には、ゴツゴツとした岩があります。

 これは、1802年地震によって、海底から持ち上がった岩石です。

 持ち上がった海底が、波で削られ平らになった面を利用して、遊歩道として

 整備されたようです。

 

 

 岩の上に、「お光の碑」があります。

 浪曲佐渡情話」に謡われた「お光の碑」です。

 

 地元に伝わるお弁(お光)の悲恋物語
  「海の向こうの柏崎の漁師 藤作(吾作)が、漁に出て嵐に逢い、舟は難破

  し、小木の浜に打ち上げられた。瀕死の藤作を必死に看病したのが島の娘

  お弁(お光)であった。

  藤作とお弁はいつしか恋仲になった。元気を取り戻した藤作は、必ず迎え

  に来ると言って柏崎に帰った。月日は巡っても迎えに来ない藤作への思い

  は募るばかり。いつしかお弁は、毎夜たらい舟で、藤作の元へ通うように

  なったが、実は藤作には妻子がいて、海を越えて通ってくるお弁が、いつ

  しか億劫になり、お弁が毎夜海を渡る目印にしている常夜灯の火を消した。

  目印を失ったお弁は、海を彷徨い、とうとう遭難してしまう。

  青梅の海岸に打ち上げられたお弁の遺体を見て、藤作は己の罪深さを悔いた

  と言う。」 ※諸説あるようですが・・・。

 

 たらい船で、海を渡って行くなんて、命がけの恋だったのですね・・・。

 

 そんな悲恋物語と打って変わって、海は何処までも美しいです。

 

 コンクリートの橋と、赤い太鼓橋を渡って、「経島」に行きます。

 

 太鼓橋からの景色もきれいでした。

 

 経島は、たらい船から見えたように、山の上に祠がある小さな島だったので、

 あっという間に通り過ぎてしまいました。

 

 経島を過ぎてすぐの所には、東屋があります。

 もうここは、「矢島」でしょうか?・・・。

 

 木の門と、奥に建物が見えました。

 これは、佐渡市出身で農林大臣を2度務めた山本悌二郎(1870〜1937年)が、

 1911年に建てた別荘とのことです。
 

 長年放置され、倒壊寸前だったものを、羽茂地区在住の女性が、寄付を募って

 修復し、半世紀ぶりに観覧できるようにしたとのことです。2024年7月~9月末

 まで、一般公開していたようですが、その後の公開日が、いつなのかはっきり

 しません・・・。

 

 めがね橋に向かいましょう。

 

 めがね橋を渡って、反対岸を歩きます。

 

 左手に見えるのが経島、右手に見えるのが矢島ですね・・・。

 

 太鼓橋も良く見えます。

 太鼓橋を渡っている人達が見えました。

 

 たらい船の発着場まで戻ってきました。

 小型の船が、沢山置いてありました。


 たらい船体験は、他の場所でも出来るようですが、矢島・経島が、景観的にも

 素晴らしいと思います。

 

 長い間、お付き合いいただいた「佐渡を巡る旅」は、ここで終了です。

 ご覧いただきまして、ありがとうございました。

 佐渡を訪れる際の参考になれば、幸いです。