たのしみごと

日々のちょっとした出来事を書いてみました

彌彦神社(いやひこじんじゃ)への道のり(Part3)

 弥彦神社に行ってきました。

 

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正面の一の鳥居からではなく、駐車場側から境内へ入っていきました。

 

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参道の脇の木々に日が差して、きれい。

 

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わき道に入ると、シカのいる鹿苑がある。

昔はたくさんいたのに、今は数えるほどしかいなかった。

 

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解りやすいように、地図も入れておこう。

 

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表参道神符授与所前の一角に、「津軽火の玉石」「重い軽いの石」と呼ばれ

る石が安置されている。

 

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この石には、以下の伝説があるよう。

 

 慶長年間(1596~1615)、弘前城主、津軽信牧候が、江戸表より 

 航路帰国の途中、佐渡沖合を通過する際、にわかに暴風雨に遭い、御座船

 がくつがえらんばかりになった。殿様は、激しく揺れ動く船中から、はる

 かに弥彦山に向かって鳥居奉納を誓って神助を願ったところ、たちまち海

 は静かになって、一同は無事、帰国できた。それからは、毎年使いをつか

 わして礼参を続けてたが、鳥居献納のことは忘れていた。

 すると不思議なことに、毎夜のように、天守閣を中心に城内を二つの火の

 玉が大きなうなり声を発しながらぐるぐる飛び廻るという異変が起こっ

 た。驚いた津軽候は、彌彦神社に自分の誓願を果たしていなかったことを

 思い出し、元和3年(1617)9月、大鳥居を奉納したと伝わりってい

 る。同時に、この霊威を示した火の玉石もいっしょに彌彦神社に納められ

 てとのことであった。

 

昔から、心願のある時これを持ち上げられれば事は成就し、重くて上げられ

ない時はかなわないと言われている。

 

私も挑戦してみた。確かに重いが、持てない重さではなく、普通に持ち上げ

ることが出来た。願い事が叶うのかな・・・。

 

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すぐそばに、「御神木」である椎の木が植えられている。

明治末年の大火で焼けて太い幹だけ残ったが、たちまち新芽を吹き出し元の

姿になったと言われている。

 

左手を見ると、正面の一の鳥居が見える。

本来なら、こちらから入るのが正しいのでしょうね。

 

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やっと二の鳥居へ。

 

この鳥居は、先ほどお話しした弘前城主、津軽信牧候が奉納した鳥居で、

わった作りをしている。地面から6cmほど浮いていて、地面から浮かせた方

が大雪の重みの負担を分散させるからだそうです。

 

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鳥居をくぐるとすぐに「神馬舎」がある。今は作り物の馬が入っているが、

昔は本物の馬がいたらしい。

 

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参道(鎮守の森)を歩くと、いつも身が引き締まる思いがする。

凛とした神聖な空気が漂っているようにさえ感じる。

 

拝殿が見えてきた。

 

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ここで、彌彦神社について少し書いておきます。

 

彌彦神社は御創建から二千四百年以上の歴史を有する神社。

祭神は「天香語山命」(あめのかごやまのみこと)で、弥彦山頂にある御神

廟(奥の宮)が神廟にあたるとされる。

弥彦山は古代の人々が神として崇めていた山で、彌彦神社も古代のしきたり

が残っている。

 

その一つとして、彌彦神社の参拝方法は「2拝4拍手1拝」。

「2拝4拍手1拝」する神社は出雲の「出雲大社」、大分県宇佐市にある「宇

佐神宮」、それと「彌彦神社」である。

 

4拍手するいわれははっきりしていないようだが、

魂にはいかの種類の魂が存在するという考え方があり、「和魂(にぎた

ま)・荒魂(あらみたま)・奇魂(くしみたま)・幸魂(さきみたま)」こ

の4種類の魂それぞれに対して、拍手を打つというのが四拍手の本来の意味

ではないかとされていて、格式の高い神社に見られる古い作法とのこと。

 

延喜式でいうと、社格の中でも最も位の高いのが「一の宮」で、彌彦神社

「越後一の宮」と呼ばれている。

 

彌彦神社は格式の高い神社なのだなーと、改めて知ることが出来た。

 

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鼓楼:神社では太鼓を置く場所

 

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摂社・末社が並ぶ。

 

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十柱神社(重要文化財)。

 

彌彦神社内は広く、他にも、宝物殿や舞殿、相撲場や弓道場など見どころが

たくさんある。

 

是非、訪れて、神聖な雰囲気に包まれてみるのもよいのでは。

 

彌彦神社への道のりは、これで終了です。