たのしみごと

日々のちょっとした出来事を書いてみました

Part 2 信州高山五大桜を観てきました

 信州高山の五大桜には、①水中のしだれ桜 ②赤和観音のしだれ桜 ③黒部

 のエドヒガン桜 ④坪井のしだれ桜 ⑤中塩のしだれ桜 が上げられます。

 「信州高山五大桜」を観に行った続きです。

 

 ③黒部のエドヒガン

  樹齢500年を超える古老の桜で、高台の田園に1本だけひっそり佇み、孤高の

  存在感を漂わせる名木。幹周約7m、樹高13m、樹冠15m。

  江戸時代初期、延宝年間(1673-81)の村絵図には、既に大樹として描かれて

  いるとのこと。村指定文化財に指定されています。

  

 高台にある駐車場に車を停めて歩きます。

 

 遠くからでも、その存在感は素晴らしい・・・。

 端正な樹冠に、ピンク色のきれいな花を咲かせています。

 

 元々は、1本の木でしたが、落雷により二つに割れてしまったとのこと。主幹の

 うち一本は垂直、もう一本は斜めに伸びています。

 

 観る場所によっては、1本にも見えます。


 2008(平成20)年には、樹木医の診断を受け、根の周りの土をほぐしたり、舗装

 路の整備をし直すなど、区民総出で、桜の保護活動が行われたようです。

 地域で大切に守られている桜なのですね・・・。

 

 花付きも素晴らしいです。

 

 樹の下には、「十二宮」が祀られています。

 

 桜開花の時期には、桜の周囲に菜の花が咲き、桜とのコントラストが美しいです。

 

 ④坪井のしだれ桜
  坪井川の谷の淵に立つ墓地に植えられた墓守の桜の木。

  桜の樹の根元には、江戸時代からの墓石群があり、推定樹齢600年以上の村一番

  の長寿桜です。

  樹高約10m、幹周約8m、根元の直系約4m、樹冠約16m。

  

  村中の駐車場に車を停めて、すぐの場所に、その桜の樹はあります。

 

 親木と見れる2本の主幹、根元からその子が育ち、孫やひ孫が株立っています。

 石川県巨樹の会による「日本彼岸桜見縦番付」では西小結となっています。


 左右に大きく広がった枝に、花が見事に咲き乱れて、幽玄な雰囲気と老樹の気品

 を併せ持つ、歴史を感じさせる立派な桜です。

 

 

 ⑤中塩のしだれ桜
  なかひら地区の中塩集落にある阿弥陀堂近くに立つしだれ桜。

  高山五大桜の中では最も若く、一番早く開花します。

  樹高は10m、枝張りが程よくまとまっていて、端正な樹形で、赤みの濃い花を、

  豪華に咲かせます。

 

 高台の駐車場に、車を停めて眺めると、全体が良く見えます。

 

 車が通るので、注意して撮影します。

 

 花は、散り始めでしたが、まだまだ、見応えはありました。

 

 樹の根元には、可愛らしいお地蔵さまが・・・。

 村の方が、被せてあげているのでしょうか?可愛らしい帽子とショールを巻いて

 いました。


 風が吹くと、花びらが待ってきれいです。

 これもまた風情がありますねー・・・。

 

 美しい桜に出会えて、楽しかったです。

 

 信州高山五大桜への桜旅は終了です。

 長い間お付き合いありがとうございました。