新潟県魚沼市の奥只見シルバーラインを越えた秘境にある、奥只見湖。
奥只見湖は、貯水量約6億㎥で、日本最大級の貯水量を誇る人造湖です。
奥只見湖の周辺は、例年10月中旬から11月上旬にかけて、紅葉が見頃を迎え、日本
紅葉の名所100選に選ばれています。
江戸時代には銀が採掘されていたことから、別名「銀山湖」とも呼ばれています。
奥只見シルバーラインを通って、奥只見湖に向かいました。
奥只見ダムを作るために、その資材運搬専用道路として建設された、奥只見シル
バーライン。
19のトンネルが続き、全長22kmのうち18kmがトンネルという、国内でも、まれな
道路です。特に奥只見への手前には、3つのトンネルが、10km以上つながっていま
す。トンネル内は、ゴツゴツした岩肌の壁面で、建設当時は、重機が無かったため
ダイナマイトで岩を崩し、人力で岩を運ぶという、手掘りをした当時のままとの
ことです。トンネル内は薄暗く、運転は、非常に神経を使います。
観光地であるため、大型の観光バスも通りますが、バス同士が、すれ違う様子は、
後ろを走っていると、壁にぶつかるはないかと、ハラハラします。高さ制限は3.7m
です。観光バスの車高も、大体3.7m位なので、ギリギリですよねー・・・。
(奥只見観光公式サイトより)
上の写真は、明るく見えますが、実際は、もっと暗いです。
緊張しながら、注意深く運転し(運転は夫でしたが)、どうにか到着しました。
駐車場は広く、「スロープカー」乗り場や、「奥只見レイクハウス」、トイレなど
があります。
スロープカーには乗らず、徒歩で、奥只見ダムや奥只見湖に向かいます。
団体客が、ちょうど到着して、スロープカーに乗り込んでいたので、混まないうち
にと、足早に登りました。
スロープカーに追い越されないように、景色を見るのも、そこそこに、進みまし
たが、3分で着く、スロープカーには、かないませんでした・・・。
団体の方々は、遊覧船乗り場に向かっていたので、まずは、「奥只見電力館」に、
行ってみることにしました。奥只見湖には、何回か来ていますが、電力館を訪れる
のは、初めてです。
歩いてもいけるのですが、無料シャトルバスが出ていたので、乗っていくことに
しました。ボランティアガイドさん(?)が、色々説明してくださって、あっと
いう間に、電力館に到着しました。
中に入ると、「もも太」がお出迎えしてくれました。
もも太は、お奥只見周辺に生息している、モモンガが、モチーフのマスコットキャ
ラクターです。
館内には、エネルギーや水力発電のしくみを、楽しみながら学べるようになって
いました。
自転車のようなものを漕いで、発電に挑戦してみました。
全自動洗濯機を15秒間使える電力を発電できました。
ちなみに、夫は497Whで、電気掃除機15秒間の発電でした。勝ったー・・・。
2階から見る景色は、きれいでしたよ・・・。
シアタールームがあり、奥只見発電所建設の道のりや様子などを、当時の映像で見る
ことが出来、このダムを造るために、雪などの厳しい自然との闘い、雪崩事故、どれ
程トンネル工事が大変だったか等、昔の方々の努力や苦労を知り、心打たれました。
とても勉強になって、来て良かったと思いました。
そろそろ、ダムに向かいましょう。
帰りも、無料シャトルバスに乗りました。
ダムの上を歩きます。
湖が、良く見えます。
景色を、360度見ることが出来ます。
中央まで、歩いて、下を覗きこんでみましたが、ものすごく高いです。
高所恐怖症なので、一瞬だけのぞき込んで撮影。頑張りました・・・。
そろそろ、遊覧船を乗りに行きましょう。
次回に続けます。