新潟県中魚沼郡津南町にある体験実習施設「なじょもん」は、季節ごとの企画展示
や「縄文」「農業・食」「民俗」「自然」などの体験実習ができる施設です。
「なじょもん」は、津南町の「なじょも」という方言と、津南が縄文の里である
ことから「縄文」を組み合わせた、造語とのことでした。
「なじょも」は「どうぞ」「どうか」という意味の方言で、「なじょも来てくんね
かい(どうぞ、どうぞ来てください)」という意味も込められているとのことです。
この「なじょもん」が建設された台地は、約15haの広さがあり、館としての、農
と縄文の体験実習館「なじょもん」と「縄文ムラ」、雑穀畠、雑木林、散策道が
整備されています。
「なじょもん」の敷地内には、毎年8月上旬〜下旬に、1.5haの広い畑に、約15万本
のひまわりが咲き誇ります。
今回は、施設内には入らず、外を散策してきました。
駐車場のすぐ脇に、可愛らしい木が立っていました。
『アスパラのような縄文』と題された作品のようです。
縄文時代以前の、旧石器時代の人々は、マンモスなどの大きな獲物を追いかけて、
移動しながら生活していました。そのため、住んでいた家は、すぐに移動できる
テントの様な家だったと言われています。縄文時代になると、人々は長い間、同じ
所で生活できる家を造り、みんなで集まって生活するようになり、これが「ムラ」
の始まりと言われています。
それを垣間見れるということで、「縄文ムラ」に行ってみます。
歩き出すと、すぐに、ひまわり畑が見えてきます。
入り口から、数百メートルで、すぐに「縄文ムラ」が見えます。
手前には、休憩場所がありました。渋い建物ですねー・・・。
藁で建てたような家が並んでいました。
これは、縄文時代の代表的な家で、竪穴住居です。地面をほって何本かの柱を立て、
上に屋根をかけた半地下式の家です。
竪穴住居だけでなく、高床式の建物もありました。食べ物を貯蔵する場所なので
しょうか?・・・。
展望台があったので、登ってみます。
1本の木を、削って階段が造られていました。
ひまわり畑がよく見えました。
ムラの中には、他にも、火を焚いて、みんなが集まる場所や、魂を送る神聖な場所
もありました。
何かが残っているわけでもなかったので、良く解りませんでしたが・・・。
一画に、「竪穴住居が、どれ位の時間で、自然に帰っていくのか」を実験している
場所がありました。
2007年に建てた住居を、観察しているようでした。
既に、草が生い茂って、奥をのぞき込んでも、ほとんどその形を見ることが、出来
ませんでした。
1棟だけ、中に入れる場所がありました。
※奥にあるパネルは、作品展示なので、住居とは関係ないようです。
決して、快適な住居とは言えませんね・・・。
縄文ムラを出て、すぐの場所に、ひまわり畑を見れる展望台がありました。
暑いので、戻りましょう。
道脇に変わったものを発見。
岩を割って(?)その中に、薪を貯蔵していました。考えられていますねー・・・。
ひまわりも暑くてバテテきていました。
花びらが、縮れてきています。頑張ってね・・・。
暑い中、私も、頑張ってお散歩しました。
ひまわりもきれいでしたが、変わったものが見れて、楽しかったです。