毎年、雪割草が咲く、3月に訪れる場所です。
今年の3月に訪れたときに、初めて名前を知った「キツネノカミソリ」。
花が咲いたらまた訪れてみたいと思っていました。
(2023.3.19撮影)
3月の時点では、葉っぱが、出ていただけでした。
8月の中旬に、花が咲いているらしいとの情報を得て、お盆の最終日に、再度
出かけてみました。
妙法寺に、春先以外に訪れるのは、初めてです。
本堂脇のくぐり門を通って、裏山にお散歩に向かいます。
春先と違って、緑が濃いです。
お休みの日なので、きっと沢山の方が、訪れているだろうと思いましたが、誰一人
いません・・・。さすがに、ちょっと心細い感じがしました。
久田城址の方に向かいます。
道の脇に、花らしい花は見当たらず、枯れ葉でいっぱいの道を進みます。
薄暗い感じがするし、見るような花も咲いていません。
早足で、ひたすら進みます。
久田城址への中間地点位から、オレンジ色の花が見えてきました。
これが、「キツネノカミソリ」なのですね・・・。ずっと花も咲いていない道だった
ので、うれしくなりました。
キツネノカミソリは木漏れ日が差す半日陰を好む植物。真夏に花を咲かせます。
ヒガンバナの仲間で、早春にスイセンに似た長い葉を伸ばし、夏に葉が枯れたあと、
茎を長く伸ばして先端に3~5個ほどの花を咲かせます。 名前の由来は諸説あります
が、葉がなくなったあとに突然花が咲くことから「キツネに化かされているよう」
で、シャープな細長い葉が「カミソリ」に似ていることが由来とされています。
かたまって咲いてはいますが、雑木林の薄暗い場所を好むようで、所々でしか見る
ことができません。ひたすら、花を探しながら、進みます。
あ、見つけた・・・。ここだけ?・・・。歩いては、あ、またあった・・・。の繰り返しで
す。見つけると、宝物をみつけたようで、うれしいです。
久田城址のほうにも、咲いているかな?
せっかくなので、久田城址にも行ってみましょう。
道はだんだん、草が多くなってきました。
誰も通っていないのか、蜘蛛の巣が顔に貼りつき、蚊がずっと追いかけてきます。
だんだん、道が草で見えなくなってきました。
初めて訪れた人は、迷いそうですね・・・。
草をかき分けながら、やっと、久田城址に到着しました。
ここも、春と違って、草ぼーぼーです。
しかし、景色は良いですね。
晴れていればもっときれいでしょうが、曇り空で残念でした。
キツネノカミソリを探しながら、戻りましょう。
次回に続きます。