山形への旅、2日目に訪れた「文翔館」。

美しい庭や建物の素晴らしい外観を眺めた後、館内に入っていきます。
旧県庁舎の玄関はこの建物の2階にあたります。
玄関を入って、目に飛び込んできたのは、大理石の柱と3階へと続く美しい階段。

磨きこまれたような光沢のある手すりが素晴らしいです。


階段の踊り場にあるステンドグラスには、月桂樹の葉の輪飾りがデザインされて
います。

3階に上がると、大理石の柱と美しい彫刻が施された廊下に出ました。

3階を見て廻りましょう。

まず最初は「正庁」です。

「正庁」は、主に訓示や辞令交付等を行った部屋で、現在で言えば講堂にあたりま
す。かつては貴族院議員の選挙、県内の警察署長会議や旧制中学校長会議等の重要
な会議にも使用されたそうです。 大理石の飾り柱等は当時のままで、内装は特に
豪華な造りになっています。
美しいシャンデリアや重厚なカーテン、調度品や壁紙に至るまで素晴らしかった
です。




特に目をみはったのは、花飾り等のある漆喰天井で、職人が細やかな花びらを1枚
1枚丁寧に作りあげた物とのこと。山形特産の紅花やサクランボがあしらってあり
ました。


素敵すぎませんか・・・。
正庁からはバルコニーに出ることが出来ます。


街並みが良く見えます。
室内には、日本近代絵画の先駆者である高橋由一が初代県令の三島通庸に依頼され
描いた絵が展示されていました。(明治14~15年)
その当時ここから見えた景色を思い浮かべることが出来ました。

次いで、正庁からドア続きの「貴賓室」へ。
貴賓室は、かつて、皇族や国の高官等が来県した際に使用した部屋とのことです。
4枚折りの衝立や花台など、大正時代から使われていたものを修理して展示して
いるとのことでした。



「知事室」です。
知事の執務室として、昭和50年の新県庁舎移転まで使用されていました。


絨毯は、昭和30年代に織られ、実際にこの部屋で使用されていたものをクリーニ
ングして敷直したものです。
壁紙は現存していた模様を写し取り、現物と寸分違わない模様に復元したとのこと
です。

この部屋は、「るろうに剣心 京都大火編/伝説の最後編」のロケで使用されたと
のことでした。

「高等官食堂」です。

高等官の食堂として使用されていた場所です。
現在は右側が展示場所になっているため全体の様子が良く解りませんでした。
床全面は「道中格子」と呼ばれる寄木模様になっています。またこの部屋だけ、腰
板壁が高くなっていて、音の反響によって食事中の話し声が良く通るようにして
いたとのことです。
「警察部長室」です。

ここの部屋は、他の部屋と比べ装飾は多くありませんが、暖炉や寄木貼りは当時
のままの姿とのことです。
他にも色々な部屋があり、色々な資料展示が行われていました。
(紅花)

(紅花染めの振袖)

3階は回廊になっています。

廊下の窓からは、中庭や時計台を見ることが出来ます。


一周して戻ってきました。
今回は3階のみ見学しました。他の階は見学できたのかな?・・・。
どんな場所なのかな(?)と思いながら訪れた「文翔館」でしたが、大正時代に
タイムスリップしたような貴重な体験が出来ました。本当に素敵な場所だと思い
ます。
時間がなかったので、レンガ造り一部2階建ての「旧県会議事堂」を見には行きま
せんでしたが、次回はそちらも見に行きたいなと思っています。

文翔館見学は終了です。
2日目の次の訪問先は「山居倉庫」です。