たのしみごと

日々のちょっとした出来事を書いてみました

石川・福井の旅:鶴仙渓

 2泊3日の石川・福井の旅の再開です。

 

 1日目は新潟を出発し、那谷寺、ゆのくにの森を見学しました。

 陽も大分傾いてきたので、永平寺は翌日に訪れることにし、1日目宿泊予定の山中

 温泉に向かいます。

 

 ホテルに入る前に、ホテルの裏手にある「鶴仙渓を歩くことにしました。

 鶴仙渓は、山中の温泉街に沿って流れる大聖寺川の渓谷で、上流の「こおろぎ橋」

 から「黒谷橋」までの約1.3kmの区間をいいます。

 

 「ゆげ街道」と呼ばれるメインストリートから、下って「こおろぎ橋」に向かい

 ます。

 

 

 右手に「岩不動」があります。

 岩不動は目の神様とのこと。入れ物も柄杓もなかったので、飲めませんでした。

 

 岩不動を過ぎると、すぐに「こおろぎ橋」があります。

 こおろぎ橋は、鶴仙渓に架かる橋長20.8mの総ひのき造りの橋です。

 一般供用されて いる道路橋で、現在の橋は4代目とのことでした。

 「こおろぎ」の名の由来は、かつて行路が極めて危なかったので「行路危(こう

 ろぎ)」と称されたとも、秋の夜に鳴くこおろぎの声に由来するとも言われてい

 ます。

 

 橋の上からは、鶴仙渓の川の流れが美しく見えます。

 

 下からこうろぎ橋を眺めてみると、周りの木々と相まって、木の橋が美しく見え

 ました。

 

 生活道路を少し歩くと、川沿いに降りれる場所があったので、降りてみます。

 

 

 渓流が見えてきました。

 勢いよく水が流れています。

 

 渓流沿いには、散策を楽しめる遊歩道が整備されており、色々な形の岩や木々を

 観ながらゆっくりと歩くことが出来ます。水の音が心地よく響きます。

 

 岩肌には、苔が山から流れ落ちる水で美しく輝いています。

 

 渓流に沿って歩くと、鶴仙渓川床」と呼ばれるお休み処があります。

 渓谷の深い緑、清らかな水の流れ、野鳥のさえずりなどを楽しみながら、風情ある

 ひとときを過ごすことが出来る場所になっています。

 残念ながら時間が遅かったので、閉まっていました。

 

 本来なら、下の写真のようになっているのですが・・・。(川中温泉HPより)

        

   

 山中出身の和の鉄人・道場六三郎氏監修の冷製抹茶しるこ、川床ロールが頂けた

 はずなのに残念でした。

 

 川床を過ぎると「あやとり橋」が見えてきます。

 

 階段を登って、あやとり橋を見に行きます。

 

 鮮やかに色づいたもみじが1本だけありました。

 美しいですねー・・・。

 

 撮影スポットの顔出しパネルも可愛らしいです。

 紅葉が進めば、素晴らしい絵になりますね。

 

 あやとり橋に到着しました。


 あやとり橋は、長さ94.7mの徒歩専用橋で、草月流三代目家元の勅使河原宏氏が

 「鶴仙渓を活ける」というコンセプトのもとデザインしたそうです。

 紅紫色のS字型の鉄骨の橋です。正式名称は「あやとりはし」だそうです。

 

 橋の上からの景色も素晴らしいです。

 先ほど通ってきた川床も見えます。


 本来なら、黒谷橋まで歩けばよかったのでしょうが、時間も遅くなったので、

 あやとり橋を渡り、ゆげ街道に出て、ホテルに向かいましょう。

 

 1泊目は、大江戸温泉物語プレミアム「よしのや依緑園」です。

 大江戸温泉物語プレミアムは結構好きで、よく利用しています。


 さあ、翌日は福井県に向かいましょう。