海沿いに位置する寺泊は、由緒ある史跡や建物が沢山あります。
町の方々は、つわぶきを大切にしていて、史跡や家々の庭などにも沢山のつわぶきを
見ることが出来ます。
群生して咲くことが珍しい「つわぶき」を今年も観に行ってきました。
今回は、「聚感園(しゅうかんえん)」から、お散歩スタートです。
聚感園は、平安時代より明治初年までの千年余年にわたって、北陸地方に勢力を
振るっていた豪族の菊屋五十嵐氏の邸宅跡ですが、現在は史跡公園として、整備
されています。
公園自体は、さほど広くはありませんが、色々な史跡があります。
ちょうど、「聚感園×風待ちの灯」というイベントが行われていました。
公園のあちこちに、丸い竹細工の球体を見ることが出来ます。
寺泊山田は、江戸時代まで歴史をさかのぼる曲物(まげもの)の里で、この作品を
作ったのは、篩屋(ふるいや)の家業を伝え継ぐ足立茂久商店11代目の足立照久
氏とのこと。
公園内には、「順徳天皇御遺跡保存碑」や「弁慶手掘りの井戸」「順徳天皇御駐在
遺跡」などがあります。
東屋もあって、小さいながらも落ち着く事の出来る公園です。
晴天ではありませんでしたが、裏山から、史跡を巡ってみます。
山の中は、すっかり秋のたたずまいです。
道の脇にはつわぶきが咲いています。
「生福寺のオルゴール塔」が見えてきました。
第二次世界大戦の時に、寺泊の梵鐘は、供出されたとのことですが、戦後に生福寺
の鐘楼はオルゴール塔として生まれ変わり、「浜辺の歌」のメロディーを響かせ、
時を告げているとのことです。
少し進むと、「白山姫神社」が見えてきました。
神社のあちこちに、「風待ちの灯」のイベントのための曲輪の球体の中に、ロウ
ソクが準備してあります。
今回は見ることが出来ませんでしたが、こんな感じに見えるようですね。
(にいがた観光ナビより)
白山姫神社の階段を降りて、つわぶき坂に向かいます。
つわぶき坂展望台の看板が見えてきたので、そちらに向かいます。
長くなりそうなので次回に続きます。