たのしみごと

日々のちょっとした出来事を書いてみました

Part 4 もう少し福島への桜旅:文殊院智恵桜・法用寺虎の尾桜・米沢の千歳桜

 福島への日帰り桜旅は、今回がラストになります。

 

 会津美里町は、あまり知られていないかもしれませんが、見応えのある一本桜が

 町内に点在する桜のスポットです。

 「馬の墓種まき桜」を観た後、美里町にある他の桜を観て廻りました。

 

 訪れたのは「文殊院智恵桜」です。

 

 清龍寺文殊院の境内に咲くベニヒガンザクラです。

 智恵の仏様として名高い文殊菩薩にあやかり「智恵桜」と呼ばれています。

 

 文殊菩薩は、「三人寄れば文殊の知恵」ということわざで知られているように、

 すぐれた智恵を持ち、お釈迦さまの教えを経典にまとめたといわれます。

 正しく見極める力を意味する「智慧」を司る仏様で、学業成就などのご利益が

 あるとされ、毎年2月25日に行われる「文殊大祭」には、受験を控えた子ども達

 やその家族が、県内外から合格祈願に訪れているようです。

 

 駐車場に車を停め、まず目に入るのは、「仁王門」です。

 

 ちょっと、怖そうな仁王様が鎮座されていました。

 

 門を潜ると、正面に本堂が見えてきます。

 

 「智恵桜」は、境内の塀の脇にありました。

 すぐ隣は、民家になっているので、桜の樹は窮屈そうに立っています。

 のびのびとした場所に植えてあれば、もっと枝葉を伸ばせるのにねー・・・。

 その分、樹高が高いのが、文殊桜の特徴となっているようです。樹齢は不明との

 ことでした。

 

 

 

 次に、観に訪れたのは「法用寺虎の尾桜」です。

 

 

 「法用寺」は、正式名称は「雷雲山妙行院法用寺」で、天台宗の寺院です。

 創建は、奈良時代養老4年(720)に、徳道和尚が開山し、大同3年(808)

 に徳一大師が再建したのが始まりと伝えられています。

 会津の中でも最古級の寺とのことです。

 現在の法用寺本堂(観音堂)は、明和5年(1768)に建てられたものとのこと

 ですが、大同2年(807)の火災の際に、炭化した「火中仏」は現存していて、

 秘仏として、本堂の厨子に納められているとのことでした。

 

 「虎の尾桜」は、観音堂前にあるオオシマザクラサトザクラの1品種で、会津

 五桜の1つです。

 葉がやや先に芽吹き、花は八重咲きで、おしべが花びら化した様が、虎の尾に

 似ていることから「虎の尾桜」といわれるようになったとのことです。

 元は、大同3年(808)に植えられたと伝えられていますが、現在の桜はその何代目

 かと考えられており、推定樹齢200年程とのことです。

 幹周1.8m 、 樹高8.3mあります。

 

 残念ながら、虎の尾桜は、まだ咲きはじめでした。

 虎の尾の形は、確認できませんでした。とっても残念です。

 

 折角なので、境内を少し見て廻りました。

 

(意加美神社)


 (三重塔)

 会津に現存する唯一の塔で、安永9年(1780)に完成した、懸柱式、銅葺屋根

 三層で、相輪まで含めると全高約23mもあります。

 初重から三重まで屋根の大きさに差が少なく、福島県内にある三重塔の中で

 最も美しい塔といわれているようです。県重要文化財に指定されています。

 

 他にも、沢山の歴史のある重要な遺構があるお寺でした。

 ゆっくり見て廻りたいと思いましたが、今回は時間がないので、さっと見て廻った

 だけとなりました。次回訪れたら、ゆっくり見て廻ろうと思います。

 


 今回最後に訪れたのは、「米沢の千歳桜」です。

 

 のどかな田園の中に立つ、樹齢700年以上のベニヒガンザクラです。

 

 かつては、堂々とした風格ある姿をしていたのですが、近年は、枝折れや幹の

 空洞化などにより樹勢が衰えてしまい、2022年には台風のため半壊してしまった

 とのことです。


 千歳桜の名前の由来は、文永10年(1273)に、この地の地頭の富塚伊賀守盛勝

 が、佐布川の長者江川常俊の娘の常姫を供養するために、その幼名の千歳から

 とり、「千歳桜」と名付けて植えたといわれています。

 

 一回り小さくなってしまった千歳桜ですが、それでも美しい花をつけている姿に

 感銘を受けました。これからも元気で咲いてほしいと思います。

 

 駆け足で廻った福島への日帰り桜旅。

 福島には、まだまだ、知らない桜が沢山あります。

 来年は、どの桜を観に行こうかなー・・・。

 

 長い間、お付き合いいただきありがとうございました。

 福島への桜旅は終了です。