石川・福井の旅を再開いたします。
2泊3日で訪れた石川・福井の旅。
一乗谷朝倉氏遺跡を見た後、遺跡を貫いて流れる一乗谷川の上流に、剣豪佐々木
小次郎が剣の修行を積み、秘剣「燕返し」をあみ出したところと伝えられている
「一乗滝」があると聞いたので、行ってみることにしました。
心細くなるような山道を進んだ奥山に、一乗滝はありました。


夏には、滝周辺で水遊びをする家族連れが訪れたり、秋には紅葉を楽しむ人たち
が沢山訪れるようですが、この時期は訪れる人もなく、ひっそりとしていました。
「小次郎橋」を渡って行きます。

橋から見る川の流れもきれいでした。


橋を渡り切った先に「佐々木小次郎」の像が建っています。



佐々木小次郎は、美しい容姿と優れた剣技の持ち主であったと言われています。
中でも「燕返し」は有名で、空を飛ぶ燕が身を返すように、振り下ろした刃を
瞬時に返して即座に二撃目に転じるというものだそうです。
佐々木小次郎の名を不動のものとしたのは、宮本武蔵との一騎打ちである「巌流
島の決闘」でしょう。「二天記」の通説では、小次郎は18歳で山口県下関市の
「舟島(巌流島)」で敗死したとされていますが、実際の年齢は78歳の書き間違い
ではないかとの説もあります。
この像は、どう見ても18歳ではないですよねー・・・。
色々な説があるなら、美しい佐々木小次郎を想像しておこうと思います・・・。
像の前を奥に進んでいきます。
東屋もあります。

一乗谷の一番奥まった所で、一乗山(標高740m)の山懐に、木々に囲まれるよう
にして「一乗滝」はありました。

落差は12mと高くはないのですが、水が岩肌を流れる姿が美しいです。




滝つぼに落ちる水の勢いは強かったのですが、滝つぼから少し離れるだけで穏やか
な流れになっていました。雨量が多い時はもっとすごい流れだとか・・・。


近くまで寄れるので、水しぶきを浴びますねー・・・。
マイナスイオンが一杯で、気持ちが落ち着き、清々しい気分にさせてくれます。

思い立って訪れた一乗滝でしたが、遠い昔のロマンに浸りながら、美しい滝を見れ
て、リフレッシュした気分になりました。
2日目の最後は「養浩館」に向かいましょう。