朝晩少し涼しさを感じてきましたが、日中はまだまだ30℃を超える暑さが続いて
います。最近はできるだけ早い時間にお散歩するようにしています。
今回訪れたのは、国上山(くがみやま)中腹にある国上寺(こくじょうじ)。
国上寺は、新潟県燕市にある真言宗豊山派のお寺です。和銅2年(709年)に創建
された、新潟県内で最も古いお寺の一つとして知られています。
駐車場に車を停め、坂道を登って国上寺に向かいます。

境内の中は、見わたすかぎり青々と緑が生い茂った景色が広がります。



境内の中には、色々な建物が点在しています。
五鈷掛の松(ごこかけのまつ)
五鈷掛の松の謂れは、弘法大師が中国から帰国の途次、仏具の三鈷と五鈷を天に
投げると、三鈷は高野山に至り、五鈷は国上寺の松の木に引っかかり、それが縁
で国上寺に修験道場が開かれたとのことです。

いつ折れてこの形に保存しているのかははっきりしません。
大師堂
中には、弘法大師像が安置されています。

何故か縁結びのご利益があるらしいです。

大師堂と本堂の間に国上山登山口があります。
標高313mの山頂までは30分程度かかるそうです。

六角堂
中には大黒天像が安置されていて、源義経が寄進したと謂われているようです。

鐘楼

境内を出て、万丈講堂のほうへ向かいます。
東山門をくぐって中に入ります。


講堂の前には、いつも何かしらの飾りがされています。
前回訪れた時は「風鈴」でしたが、今回は「風車」でした。

西山門をくぐり、五合庵へ向かいます。
途中には「鏡井戸」や「長寿地蔵」などがあります。



三角形の面白い石畳の階段を下りて、「五合庵」へ。



年々、傷みが目立ってきています。
「千眼堂吊り橋」に向かいましょう。


何処を歩いても緑が濃いですねー・・・。
千眼堂吊り橋は、高さ35m、長さ124m、幅1.5mの吊り橋です。
結構怖いです。

ここからの景色は素晴らしいですが、高所恐怖症の私は、下が見れません。

足早に橋を渡ります。

橋を渡りきったら、階段を上がって「朝日山展望台」に向かいます。


緑の木々が朝陽を受けて美しかったです。
紅葉の時期には、ここは真っ赤に染まるのですよねー・・・。
それもまた楽しみです。
東屋もあるのですが誰もいませんでした。
というか、国上寺からここに至るまで、どなたにも会いませんでした。
貸し切り状態で、ゆっくりと景色を見ながら歩くことが出来ました。

木陰も沢山あって、訪れた時間も早かったので、気持ち良いお散歩が出来ました。
(といっても、暑いのは確かなので、汗をかきましたが・・・)
万緑の時期も良かったですが、今度は紅葉の時期に来ようかな?・・・。