今日は、曇っていましたが、蒸し暑い日です。
涼を求めて、津南町の龍ヶ窪に行ってきました。
龍ヶ窪は標高450mの河岸段丘に形成された湧き水の池です。池の周辺には森林が
広がり、ブナ・ミズナラ・ホオノキなどがうっそうと茂っています。昭和49年に
県の自然保全地域に指定され、昭和60年には環境庁より「全国名水100選」に選ば
れました。
駐車場に車を停め、階段を下りて、森の中に入っていきます。ちなみに駐車場は
駐車料金が取られます。普通車は200円でした。
木々が生い茂る道を歩きます。早い時間だったので、人がほとんどいません。
静かに散策できそうです。
途中、水飲み場がありました。この水も汲んで持ち帰ることが出来るようです。
龍ヶ窪だけあって龍の形をしていました。
前日は雨降りだったので、木々に水滴がついていてきれいです。
少し歩くと、水の音がします。
池から流れ出ている水のようです。
すごく透明感があってきれいな水です。
穏やかそうな流れに見えて、水が流れ落ちているところを見ると、相当な量の
水が勢いよく流れ出ているようです。
遊歩道を歩いて行きます。
前来た時には、木のチップもロープもなく、どこからでも池に近づくことが出来た
のですが、すっかり整備されています。
歩いていくと二股に道が分かれています。
「奥の龍神様」と書かれている方に歩いていきます。
少し歩くと、池が左手に見えてきました。
池の中の藻のせいでしょうか?池が緑色に見えてきれいです。
ロープが張ってあって、池に近づくことが出来ないので、池に一番近づける撮影
スポットに向かいます。
「龍ヶ窪の水」と書かれているここが撮影スポットのようです。
ロープの先には行けないし、木があって中々うまく撮れません。でもきれいです。
木々が写り込んで緑色なのか、池の中の藻が透明な水だから見えて緑色なのか、
両方でしょうか?ほんとに緑色です。
まるで葉が宙に浮いているかのような感じがします。
観ているうちに、白い霧のようなものが、左の木々の方から流れてきました。
龍ヶ窪の龍神伝説の一つに、
「暑気を覚まそうと池に飛び込んだ人が、急に不思議な霧が立ちはじめ、空には
暗雲が立ち込めたため、あわてて逃げかえったが、黒雲と雨が追いかけてきて、
その人は原因不明の病で亡くなった。これは龍ヶ窪の池の主に追われて亡くなった
のだ」という伝説があります。
霧が出てきたので、そんな伝説が頭をよぎりました。
池を覆い尽くすほど立ち込めるのかなと思いましたが、うっすらと出ては消えて
いくという感じでした。
池を一周する道はないようですが、違う角度から見るために、奥に進みます。
奥の方から観てみます。
霧が水面を覆うように観えます。
気温が上がってきたせいでしょうか。天気が良く、もっと陽が射していたら
池の雰囲気も違ったものに見えるかもしれませんね。
池を見ながら奥の龍神様に向かいます。
道の脇にはきれいな花が沢山咲いているという事はないのですが、可憐な草花が
目に留まります。
なかなか、進まないので、奥の龍神様(八大龍王権現)の神社は次回にします。
次回に続く。